日本では3人に1人が亡くなる病?!がん予防と免疫力向上を同時に実現できる食材の摂取方法とは?【1週間で勝手に最強の免疫力がつくすごい方法】
がんに打ち勝つ【1週間で勝手に最強の免疫力がつくすごい方法】
「デザイナーフーズ・ピラミッド」
心疾患、脳血管疾患とともに三大疾病にカテゴライズされ、国民病として認知されている「がん」。現在の日本では3人に1人が亡くなる病と言われています。また、免疫力の低下とも強い因果関係があるため、本書でも無視できない疾病です。
この恐ろしい病に対し、先進して研究と対策を行ってきたのがアメリカです。高脂肪・高カロリーなファストフード文化で肥満者の割合が高く、特に肥満はがんの発症とも相関することで知られています。国民の健康を守るという観点から、アメリカ国立がん研究所(NCI)主導で、食の改善がはかられていきました。こうした経緯で1990年に発表されたのが、下部の約40種類の野菜や果物、穀物で構成された「デザイナーフーズ・ピラミッド」です。
いずれも、がん予防の可能性がある野菜や果物ばかり。効果が高いとされる順番で3層に分けられています。その判断基準となったのが、前項で解説した植物由来の天然の機能成分「ファイトケミカル」です。最上位のにんにくに含まれるアリシンやジアリルジスルフィドは、発がん物質の無毒化やがん細胞を自然死させる働きにくわえ、免疫細胞を強化する作用も持っています。同じく上位のしょうが、にんじんにも同様の効果があります。
このピラミッドを参考に、野菜やフルーツをバランスよく日常的に摂取すれば、がん予防と免疫力向上を同時に実現できるのです。
出典:『1週間で勝手に最強の免疫力がつくすごい方法』