上小町の憩いの場!「小村田氷川神社」|さいたま市大宮区
今回は大宮駅西口にある「小村田氷川神社」を紹介します。住宅街にひっそりとたたずむ小村田氷川神社は、子どもが楽しめる遊具やイベントが盛りだくさんで、地域の人が集うステキな場所でした。
美しい境内が出迎えてくれます!
小村田氷川神社は、大宮駅西口からおよそ1㎞ほど離れた場所に位置します。駅からはバスが最も早く着く方法ですが、個人的におすすめはシェアサイクル。
さいたま市大宮区にはたくさんのシェアサイクルステーションがあり、30分130円で利用可能。大宮の街並みを楽しみながら目的地を目指してみてください。
入口では立派な石造りの鳥居が二基出迎えてくれます。参道の左右には外灯が設置されています。今回訪れたのが日中だったため、点灯の様子をみることができませんでしたが、夜にはステキな風景が広がっているんだろうなと想像できました。
参道を進むと奥には立派な社殿が建立されています。
これまで多くの寺院、神社を訪ねてきましたが、小村田氷川神社は比較的新しいものと思われます。それもそのはず、こちらの社殿は2022年に塗りなおされたばかり。鮮やかな朱色が太陽に照らされ輝いていました。
社殿付近には多くの石碑が建てられています。書かれている年代がどれも古いものばかりで、歴史を感じることができます。
市の天然記念物が生育!
小村田氷川神社には、さいたま市の天然記念物である「上小町氷川神社のモッコク」が生育しています。高さは15メートル近くあり、写真にどうにか収めようとがんばりましたが、できないほどの大きさです。
秋には赤く熟した実がなるようで今から楽しみですね。根元にはモッコクが天然記念物となった由来が書かれた看板が設置されています。
ここで疑問に思うのが、正式名称は小村田氷川神社であるものの、市の天然記念物としては上小町氷川神社と登録されていることです。
なぜ正式名称が小村田氷川神社かというと、もともとこの辺りには小村田村という地名がついていたからです。その後合併を繰り返し、1958年に上小町に変更。小村田村という地名はなくなってしまいました。
地名は上小町に変わったものの、その名残でいまも小村田氷川神社のままになっています。付近には小村田通りという道路もあり、地域の人に愛された名称となっています。
さまざまなイベントが行われる小村田氷川神社!
小村田氷川神社の名物といえば、毎年7月上旬に開かれる夏祭り。兼務社である一色神社のSNSでは小村田氷川神社の夏祭りの予告が発信されており、夏祭りのために作られた御朱印が数量限定で配布されます。夏らしくアサガオが描かれていて、御朱印マニアにとっては見逃せないものとなっています。
昨年4年ぶりに開催され、焼きそばやかき氷など多くの屋台が並び、イベントが神社会館で催されました。お楽しみライブと称し、大道芸の披露、そして吉本芸人によるお笑いライブを開催。昨年はラクーンよしもと劇場で活躍するオーミヤンズ5の素敵じゃないか、ネイチャーバーガーの二組が参加。
今年も吉本芸人が夏祭りに参加し、昨年に続き素敵じゃないか、埼玉県住みます芸人のこりゃめでてーな、そしてテレビ出演経験もあるハイキングウォーキングの三組が参加。その他にもカラオケのど自慢も開催され、お笑い地域の夏祭りらしからぬ豪華な内容となっています。
夏祭りの他に、新小学1年生の交通安全と学業成就を願う勧学祭を4月に開催。地域の人が集うイベントが定期的におこなわれています。
子どもにうれしい遊具もあります!
いろいろな種類の遊具が境内に設置されています。うんていやすべり台、最近の公園ではみかける機会が減った回転遊具もあります。遊具のむかいには広々としたスペースがあり、鬼ごっこをするにはぴったりの広場です。
立派な鳥居が出迎え、装いがよりきれいになった社殿が建つ小村田氷川神社。境内には天然記念物の巨木や遊具とさまざまなアイテムがちりばめられています。
夏祭りが盛大に開かれ、大人から子どもまでが集うステキな場所となっています。気になった方はぜひ訪ねてみてください。
小村田氷川神社
住所:埼玉県さいたま市大宮区上小町1110
アクセス:JR京浜東北線、川越線、ニューシャトル「大宮駅」西口からさいたま医療センター、加茂川団地、大宮南高、水判土乗車「南上小町」下車徒歩約2分