トム・クルーズのおかげでジョン・ボイエガが『スター・ウォーズ』出演? ─ 『アタック・ザ・ブロック』推しのトムが「この子を」
俳優トム・クルーズは、自身が身体を張ったアクションやスタントだけでなく、ハリウッドのスタッフや俳優仲間への影響力も破格のスケールを誇る存在だ。『スター・ウォーズ』続3部作のフィン役で人気を博したジョン・ボイエガが、自身の起用にはクルーズの一声があったことを明かした。
米によると、米シアトルで開催された「エメラルド シティ コミコン」に登壇したボイエガは、クルーズとの意外な繋がり、そして『スター・ウォーズ』続3部作で監督・製作を務めたJ・J・エイブラムスとの縁について語った。
「トム・クルーズには感謝しています。『アタック・ザ・ブロック』をとても気に入ってくれたんですよ。当時、彼はJ・J・エイブラムスと『ミッション・インポッシブル』の編集をしていて、“『アタック・ザ・ブロック』に出ているこの子を見てみろ”と言ってくれたんです。それでJ・Jも見てくれて、あれこれあって、4~5年後に映画(『スター・ウォーズ』)に出ることになりました。」
『アタック・ザ・ブロック』(2011)は、『アントマン』(2015)の脚本家でもあるジョー・コーニッシュの監督デビュー作となったSFアクション映画。サウス・ロンドンのブロック(団地)でストリートギャングがエイリアンに遭遇し戦う物語は、クエンティン・タランティーノの2011年のお気に入りにもされている。ボイエガは本作で英国インディペンデント映画賞など複数の映画賞を受賞し、注目を集めるきっかけとなった。
クルーズとエイブラムスが『アタック・ザ・ブロック』での演技を評価したことが、ボイエガにどう伝わったのかは明かされていないが、2人はボイエガに光るものを見出したのだろう。その後、ボイエガは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)ののち、キャスリン・ビグロー監督『デトロイト』(2017)で真面目な民間警備員役、『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』(2022)でダホメ王国の国王役など幅広いキャラクターを演じ、キャリアを伸ばしている。
では今後、ボイエガが『ミッション・インポッシブル』シリーズに関わる可能性はあるのだろうか? ボイエガいわく、「“(スタントは)全部やりませんよ、トム”という感じ。でも、なら簡単にできるかな」。激しいアクションよりも、IMF内部での任務を希望しているようだ。
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