阪神西宮｜隠れ家的な喫茶店で本格的な手作りぜんざいを
西宮で長年お店を構える、そばの老舗「そば辰」さん。ニシマグでも紹介しましたが、門構えから何から格式の高い、素晴らしいお店でした。
その際、ちょっと気になるお店を見つけたので、今回はそちらのお店を紹介します。
「そば辰」さんと同じ敷地内にある喫茶店
お店は、阪神西宮駅から北へ徒歩18分、阪急夙川駅から北東へ徒歩19分。範囲を広げると、阪急苦楽園口駅から南東へ徒歩20分、阪急西宮北口駅から西へ徒歩21分の場所にあります。
4つの駅からの距離はほとんど変わらないのと、お店の前には国道171号が通っていて、駐車スペースもあるので車のほうがアクセスしやすいかもしれません。
以前、紹介しましたこの入り口ですが、門の左側には「そば辰」の「辰」の文字。そして右側には…
「咲」の文字が。今回はこちらの「咲」さんをご紹介したいと思います。それでは門をくぐりましょう…
あー、この感覚だ。この小路が素晴らしいんですよね。角を左に曲がると…
見事に手入れされた美しい小路が現れます。今日も美しい。しばらく進むと…
右手には「咲」の文字が。もう少し進みます。
しばらく進むと左に曲がる道が見えてきます。ここで左に行くと「そば辰」さんなのですが、正面右手に見えるランプの明かりを目標に進むと…
何やらドリンクメニューが。「当店手作りぜんざい」の文字に期待が高まる！ このメニューの右手にあるのが…
「咲」さんへの入り口です。さっそくお店へ入ってみましょう！
想像以上に広い店内。お店の方に「喫茶店ですけどよろしいですか？」とお気遣いいただきました。「そば辰」さんと間違えて入られる人も多いそうです。
開店直後だったので、「どこでも好きなお席にどうぞ」と案内いただきました。せっかくなので小路沿いの窓際の席に腰を下ろします。
メニューです。
シンプルなメニューですが、やはりひときわ目を引くのが「ぜんざい」の文字。ちょっと悩みましたが、ここは初志貫徹で「ぜんざい」をお願いしました。できあがるまでしばらく待ちます。
暖色の照明が照らす落ち着いた雰囲気の店内。いかにも「大人の喫茶店」という感じがします。
右手にはさきほどの小路があり、「そば辰」さんから出てきて笑顔で談笑されているお客さんや、お店に入っていくお客さんの様子が見て取れます。意外に海外のお客さんが多いことにビックリ。グローバルなお店ですね！
…と、ぜんざいができあがったようです！
まさに完璧な焼き上がりのおもちが目を引くぜんざい
おー、これも格式高い！ 上品なお椀が食欲をそそります。フタを開けてみるとその中には…
なんとも美しいおもちが！
しっかり焼けていて、かつ焦げていない、まさに最高の焼き具合！
おもちの香ばしさとぜんざいの甘い香りが胃袋を刺激してくるのでさっそくいただきましょう！
しっかりと焼き目のついたおもちは、外はややパリッと中はやわらかくほどよい弾力で、おもち特有のもちもち感が楽しめます。小豆がたっぷり入ったぜんざいで、確かな甘さがありながら、塩分を感じるかすかに甘じょっぱい味わい。それがおもちととてもよく合います。
決して甘すぎず、それでいて「ぜんざいを食べた！」という確かな満足感を得られる一杯。この小豆の量はとてもぜいたくだと思います。うまい。日本の伝統を感じさせるうまさです。
こちらはつけ合わせの塩昆布。
そうなんです。ぜんざいを頼むと塩昆布がついてくるんです。昔からよく見かける組み合わせなんですが、理由については特に気にしていませんでした。
調べてみたところ、甘いものを食べる時に適度に塩辛いものを食べると、より甘みが感じられるためという説が。また、甘いものを食べすぎると体に負担がかかるため、適量にミネラルを含んだ天然塩を摂取するのがいいという説など、理由には諸説あるようです。なるほど。
変な話ですが、ご飯が食べたくなるようなおいしい塩昆布でした。
そしてほうじ茶。これもうまい。
温かく香ばしいほうじ茶が、少し甘くなった口の中をすっきりと洗い流してくれます。
美しい小路を眺めながら、静かな喫茶店でゆったりとした大人の時間が楽しめました。久々にぜんざいを食べましたが、温かい和スイーツもいいものですね！
「そば辰」さんでの食事の後のひとときに最適
今回は、阪神西宮駅から北へ徒歩18分、阪急夙川駅から北東へ徒歩19分、「そば辰」さんと同じ敷地内にある「咲」さんをご紹介しました。
会計時にお店の方にお聞きしたところ、やはり「そば辰」さんの系列店だそうです。「そば辰」さんで食事を楽しんだあと、「咲」さんでゆっくりするのもいいですね。
落ち着いた雰囲気でゆっくりできるお店ですので、ぜひ足を運んでみてください！
次回は「コーヒーゼリー」も食べてみたいと思います！
※価格、営業時間、メニューなどは当時のものです。詳しくはお店でご確認ください。
