兵庫津ミュージアムで開催中!夏にピッタリの特別展「妖怪水族館」を見てきました 神戸市
県立兵庫津ミュージアム(神戸市兵庫区)で7月19日よりスタート!子どもたちも大好きな妖怪に関する特別展「妖怪水族館〜身のまわりにひそむ水辺の妖怪たち〜」の取材に行ってきました。
厳しい夏の暑さの中で、大人も子供もゾクゾクしながらくすっと笑えるような展示の数々を紹介します♪
入館前に…ちょっと待って!?何よりもまず、ミュージアム前に設置されたこちらのオブジェに目を奪われます。2体設置されており、かなりの気味悪さ…。時間を問わずこの周辺を歩くことがあるのですが、夜は本当に怖いんですよ!
思い切って近くに寄って見てみると、2体とも何だかタコのような顔をしています。一体何なのか!その謎は入館後に解明されることとなりました。
入館してすぐの場所には、はたまた大きなタコのオブジェが!「明石の大ダコ」と名付けられたこちらの巨大アートは芸術家・武田充生さんが手掛けたもので、タコ漁の廃棄漁具を使って作られたものなのだとか。
胴体部分には大タコに襲われたとみられる人の頭も。館長によると外にある2体のオブジェは、この大タコの足が伸びて妖怪になったというテーマなのだそう。一度見ると忘れられないインパクト!こんな妖怪がいたら腰を抜かしてしまいそうです。
特別展が行われている2階への階段上から撮影するのがオススメ。確かにここから見ると、ミュージアム内にある船の装飾や、青い海のような地面と相まって大タコが映えます!実際に武田充生さんもこのミュージアムのデザインからインスピレーションを得たそうです。
続いて2階の展示をチェック。福崎町は「日本民俗学の父」とも呼ばれる柳田國男さんの出身地であり、町のキャラクターにもなっている河童のガジロウは、柳田さんの小説にも登場する河童の「ガタロ(河太郎)」がモチーフになっています。
今回の特別展は普段、小豆島にある「妖怪美術館」とのコラボレーション企画。展示では県内に伝わる妖怪のパネル展示と共に、「妖怪美術館」で展示されている水の妖怪にまつわるアート作品も見ることができます。
中でも特に印象的だったのがこちら!リアルな河童に見えるのですが…。
なんと、お皿が流しそうめんの機械になっており「流しそうめんの列に入ることができない家族を見つけると、自分の頭の流しそうめんマシンを差し出してくれる」のだとか!優しい心を持った河童だったことが分かりました♡
そのほか、様々なアート作品が展示されているのでお気に入りを見つけてみてくださいね♪
「危ない場所へ子どもが近づくことがないように」という注意喚起の意味合いを込め、逸話が誕生していることも多い妖怪。別室の展示では水辺のレジャーに関する注意事項をクイズ形式で出題しているほか、廃棄漁具を使ったアートも展示されています。
「展示を見て、何か気づきを得てくれたら嬉しいです」とのこと。県内ゆかりの妖怪が意外と多いのにも驚きました。室内のミュージアムで展示を見れば、体も心もヒュっと涼しくなれること間違いなしです。
開催期間
2025年7月19日(土)~9月15日(月・祝)
場所
兵庫県立兵庫津ミュージアム
(神戸市兵庫区中之島2丁目2-1)
時間
9:30~18:00(展示室への入場は17:30まで)
休館日
月曜日
観覧料
大人 800円
大学生 600円
シニア(70歳以上)400円
高校生以下 無料