介護職のワークライフバランス|夜勤と日勤どちらが合う?後悔しない働き方の選び方
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本日のお悩み:介護職のワークライフバランス
ワーク・ライフ・バランスに悩んでいます。
夜勤で私生活のバランスがとりづらいので、デイサービスに転職するか悩んでいます。他の介護職の方はどうされているのか知りたいです。
自分の優先順位に合った働き方を選ぶべし!
執筆者/専門家
古畑 佑奈
https://mynavi-iryofukushi.jp/media/users/19
不規則な生活リズムや夜勤の負担から、今後の働き方に悩んでいる介護職の方からのお悩みです。今回は、特養や訪問介護、地域包括での豊富な経験を持ち、現在はデイサービスの管理者として勤務されている古畑 佑奈さんにご回答いただきました。現場のリアルを知る立場から、いまの環境でできる調整や、後悔しないための「優先順位の付け方」を提示していただきます。
夜勤によるワーク・ライフ・バランスの悩みは自然なこと
ワーク・ライフ・バランスについてお悩みとのこと。私も悩んだ経験があるので、お気持ちは理解できます。特に夜勤がある介護職は、生活リズムが崩れやすく、体力的にも精神的にも負担が大きいといえます。「このまま続けていいのか」「もっと自分の生活リズムに合った働き方はないのか」と考えるのは、とても自然なことだと思います。
介護業界には、夜勤がある特別養護老人ホームや有料老人ホームのほか、デイサービス、訪問介護、グループホームなど、さまざまな職場と勤務形態があります。そのため、「夜勤がつらい」「生活リズムを整えたい」と感じたタイミングで、日勤中心の職場に転職する方は、決して珍しくありません。それを踏まえて端的に申し上げると、「自分の優先順位に合った働き方を選ぶべし!」です。
夜勤ありの働き方のメリット・デメリット
■メリット
夜勤を含む働き方には大変さがある一方で、メリットもあります。代表的なメリットとして挙げられるのは、夜勤手当がついて収入が安定しやすい点です。また、夜間には日中と比べて業務の流れが落ち着いている時間帯もあり、「利用者さまとゆっくり関われる」と感じる方もいます。
更に、シフトによっては平日に休みが取れるため、役所での手続きや通院、買いものなどを済ませやすいという利点もあります。
■デメリット
デメリットでいちばん大きいのは、やはり生活リズムの乱れです。夜勤明けや不規則なシフトにより、十分な睡眠が取りづらく、「体調を崩しやすい」と感じる方も少なくありません。加えて、家族や友人と生活時間が合いにくく、プライベートの予定が立てづらいのもストレスを感じやすい部分です。長期的に続けるなかで、体力的な不安を感じる方も多く見られます。
夜勤なしで働けるデイサービスのメリット・デメリット
■メリット
デイサービスの大きなメリットは、日勤中心で生活リズムが整いやすいことです。基本的に夜勤がないため、規則正しい生活が送りやすく、体調管理もしやすくなります。プライベートの時間を確保しやすく、家族や友人と予定を合わせやすい点もデイサービスの魅力です。子育てや家庭との両立を重視する方にとっては、働きやすい環境といえるでしょう。
■デメリット
デメリットとして挙げられるのは、夜勤手当がない分、収入が下がる可能性があることです。また、日中の限られた時間に利用者さまが集中するため、入浴介助やレクリエーションなどで忙しさを感じやすい職場もあります。生活支援が中心となるため、「介護の専門性を深めたい」と考える方は、ややもの足りなさを感じるかもしれません。
自分に合った働き方を選ぶために
このように、夜勤ありの働き方とデイサービスには、それぞれメリット・デメリットがあります。そのため、どちらが良い・悪いではなく、「自分が何を優先したいか」によって、合う環境が変わってきます。
例えば、「多少大変でも収入を優先したい」「利用者さまとじっくり関わりたい」という方は夜勤ありの働き方のほうが向いているかもしれません。一方で、「生活リズムを整えたい」「プライベートの時間を大切にしたい」という方には、デイサービスのような日勤中心の働き方が合っているでしょう。
自分にとっての理想の働き方を考える
一度、冷静に考えてみてほしいのは、「あなたにとっての理想の働き方は何か」ということです。
・規則正しい生活を送りたいのか
・収入を優先したいのか
・利用者さまとじっくり関わりたいのか
・プライベートの時間をどれくらい確保したいのか
こうした働き方の基準に優先順位をつけることで、「いまの職場に残るべきか」「日勤の仕事に転職するべきか」が見えやすくなります。
転職前にできることもある
転職は、すぐに決断しなければならないものではありません。まずはデイサービスで働いている知人に話を聞いたり、見学に行ったりして、情報を集めてみてはいかがでしょう。実際の雰囲気や働き方を知ることで、「思っていたのと違う」というミスマッチを防げます。
更に、最近では「日勤のみでも働ける入居施設」や「夜勤回数を減らせるシフト」など、柔軟な働き方を取り入れる施設も増えています。いまの環境の中で勤務の仕方を調整できる可能性もあるので、一度上司に相談してみるのも一つの方法です。
無理なく続けられる働き方を選ぶことが大切
最後にお伝えしたいのは、ワーク・ライフ・バランスに悩むことは、決してネガティブではないということです。むしろ「より良い働き方をしたい」「自分の人生を大切にしたい」という前向きな気持ちのあらわれと捉える方も多いでしょう。
介護の仕事は、長く続けることで価値が高まる仕事です。だからこそ、無理なく続けられる環境を選ぶのは、とても大切だと思います。今回の記事を一つの参考にしながら、ご自身にとって納得できる道を選んでください。
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