【札幌も雪!】今週は雪と寒さが続きそう…上着や手袋などしっかり防寒を 北海道の天気予報&気象予報士解説/2025年10月20日更新
北海道のあす21日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
各地から雪の便り
札幌の情報カメラは手稲山の方向を向いています。暗くて山頂に雪があるか確認できません。
きょう20日(月)は各地から雪の便りが届きましたね。一時的に冬型の気圧配置となり、上空の寒気が強まりました。札幌管区気象台からは手稲山の初冠雪、函館地方気象台からは横津岳、室蘭地方気象台からは鷲別岳の初冠雪が発表されました。
平地でも雪が降り、稚内では初雪となりました。平年並みか、道南方面では平年より早い観測でした。
今夜は雪の降る範囲広まる
午後4時頃の中山峠と石北峠の様子です。
中山峠は路肩に雪が残っています。石北峠は路肩の雪と路面も濡れています。気温はどちらもマイナスで、ブラックアイスバーンになっているかもしれません。中山峠も日陰は路面が濡れているおそれもあるので、路面凍結に注意して下さい。
そして、今夜は寒気がさらに強まり、雪の降る範囲が広がります。
今夜からあす21日(火)にかけての雪の予想です。
水色は雪が降るエリア、白は積もるエリアです。日本海側の広い範囲やオホーツクの紋別や知床半島周辺で雪が降るでしょう。大雪山系や日高山脈、中山峠周辺など山沿いや名寄など上川北部は平地でも雪の積もるおそれがあります。
札幌も雪の降るエリアと予想しましたが、弱いミゾレが降る程度で、積もることはないでしょう。今週は雪と寒さが続きそうです。
21日(火)の天気と気温
旭川では路面が濡れています。
こんやは初雪を観測するかもしれません。あす21日(火)朝は2度まで気温が下がるため、橋の上などの路面凍結に注意して下さい。
あす21日(火)の天気と気温です。
日本海側で雨や雪、その他は日が差すでしょう。最低気温はけさと同じか3度ほど低く、札幌は今シーズン最低の5度です。日中はきょう20日(月)とほぼ同じでしょう。
釧路では夜景も空もきれいです。
釧路はあす21日(火)にかけて晴れますが、あす21日(火)朝の最低気温は今シーズン最低の0度まで下がります。
あす21日(火)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌は日が差しますが、早朝は弱いミゾレの降る可能性があります。小樽や倶知安は朝晩に雨や雪が降りますが、太平洋側は晴れるでしょう。
道北・空知です。
朝晩を中心に雨や雪が降り、路面凍結にも注意して下さい。名寄周辺では朝は平地でも雪が積もりそうです。日中でも気温は広く一ケタで、寒さが続きます。
道東・オホーツク海側です。
道東は晴れますが、オホーツク海側は雲に覆われ、枝幸周辺で朝晩は湿った雪の降る時間がありそうです。寒さが続きますが、風はきょう20日(月)より弱いでしょう。
21日(火)からの週間天気予報
函館では穏やかそうです。
ただ、気温は一ケタで寒いですね。この寒さで今週は道南でも紅葉が進みそうです。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
旭川や稚内は木曜まで湿った雪が降り、札幌や網走も木曜は雨や雪となりそうです。路面凍結に注意して下さい。日中の寒さは金曜日頃まで続くでしょう。
太平洋側です。
晴れても、金曜日頃まで11月上旬から中旬並みの寒さが続きます。空気がカラッとするため、ストーブなど火の取り扱いに注意が必要です。
21日(火)の札幌の朝昼晩の天気
あす21日(火)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あすも寒そうですね。気温は一ケタの時間が長いです。厚手の上着や手袋などしっかり防寒をしてください。中山峠や山間部では朝は雪が降るため、積雪や凍結路面に注意が必要です。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※20日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU