心がすり減る…。「食費が少ない人」がもうやらない“3つの節約”【5人家族・食費2万円台の達人に学ぶ】
食費を抑えるために節約に励むのは大事ですが、無理しすぎると心がすり減ります。ここでは、5人家族・月の食費2万円台でやりくりするわたしが「やめた節約術」についてご紹介します。
やめた1.安いスーパーをはしごする
わたしはもともと、「1円でも安く」を優先して、複数のスーパーをはしごしていました。
A店で特売のたまごを買い、B店で朝食のパンを買う……。これも節約につながるのかもしれませんが、時間が何倍もかかります。
買い出しだけで午前中があっという間につぶれてしまったとき、「これではいけない」「時間がもったいない」と実感。これを機に、はしご買いから卒業しました。
今は行きつけのスーパーで週1回のまとめ買いが基本。買い物にかかる時間がぐんと減って、その分仕事や子どもたちとすごす時間を確保できるようになりました。
スーパーへ行く頻度が減ったことで、お菓子やジュースのついで買いも減! スーパーをはしごしていた頃よりも、今の方が時間・お金ともに節約できていると感じます。
やめた2.人と比べる
結婚した当初は、どう食費を抑えればいいかわからず、テレビや雑誌を頻繁にチェックしていました。
しかしどれを見ても、「食費2万円以下でやりくり」「月20万円以上貯める」など、すごすぎる人ばかり……。自分も頑張ろうと試しても、当然うまくいくわけもなく、心が折れて何度も挫折しました。
でも、考えてみれば、家族構成や収入だって人それぞれ。やりくり費や貯まるスピードだって同じにできるわけがないんです。
それからは人と比べるのをやめて、「自分は自分」だと割り切るように。マイペースに節約を続けて感覚がつかめるようになった今は、「月の食費2万円台」「月20万貯金」を無理なく達成できるようになりましたよ。
やめた3.食べたい料理をがまんする
節約していると、どうしても安く手に入る食材ばかり買いがちです。わたしも主婦になりたての頃は、もやしを使った野菜炒めや豆腐料理など、節約ばかりを優先してました。
もちろん食費は減りますが、同時に心がすり減っているのを実感したんです。自炊のよさは好きなものを安く食べられることなのに、そのメリットがまったく生かされていません。
でも今では、ふるさと納税も活用しながら、好きなごちそうも楽しみます。
ステーキを焼いたり、地元の郷土料理「はらこ飯」をつくってお腹いっぱい食べたり。節約を優先して食べたい料理をがまんするのをやめたら、おうちごはんの幸福度が上がって外食欲もそれほどわいてこなくなりました。
無理していないか自分に問いかけてみて
真面目で頑張り屋な人ほど、食費を1円でも減らそうと無理しがちです。
節約を長く続けていくためにも、ときには自分をいたわりながら家計管理の仕方を見直しましょう。
※食材は一部ふるさと納税の返礼品を活用しています。
※わが家の食費(月2万円台)はお米代・お菓子代別です。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア