三宅唱監督の世界を函館で堪能!『夜明けのすべて』、『きみの鳥はうたえる』上映
函館の市民映画館「シネマアイリス」と、映画と料理を楽しむ空間「シネマキッチン映画の空気函館」がタッグを組み、三宅唱監督の最新作『旅と日々』公開を記念した特集上映を開催。
『旅と日々』は第78回ロカルノ映画祭でグランプリを受賞し、11月21日(金)からシネマアイリスで3週間公開予定。これに合わせ、同館とシネマキッチンでは監督の旧作2本を上映し、新作と合わせてその創作世界を立体的に味わうことができます。
今回上映されるのは、温かな人間ドラマが胸に響く『夜明けのすべて』と、シネマアイリス自身が製作に携わったことでも知られる人気作『きみの鳥はうたえる』。監督の魅力をじっくり体験できる貴重な機会となっています。
『夜明けのすべて』
不安や葛藤を抱えながらも、誰かの存在によって静かに前へ進んでいく姿を描いた
『夜明けのすべて』。心の揺らぎや日常の優しさを丁寧にすくい取り、人と人が寄り添う瞬間を柔らかな視線で描いた作品です。
三宅監督ならではの静謐な空気、余白のある演出、登場人物のさりげない関係性が深い余韻を残します。
派手な展開ではなく、日常の中に積み重なる“心の変化”にそっと寄り添うような体験ができますよ。
■開催日時・会場
会場:シネマキッチン映画の空気函館(函館市本町23-5 第7LC館 3F)
日程:11月28日(金)
18:30 開場/19:00 上映開始/21:00 終了
入場料:1,000円(別途ワンオーダー)
『きみの鳥はうたえる』
函館郊外の書店で働く“僕”は、失業中の静雄と共同生活を送っている。ある日、同僚の佐知子と一夜を共にしたことをきっかけに、3人は毎日のように同じ時間を過ごすようになり、軽やかで楽しい日々が続いていく。しかし夏の終わりが近づく頃、静雄と佐知子の距離が少しずつ変化し、3人の関係にも静かな揺らぎが訪れる――。
本作はシネマアイリスが製作に携わった作品で、函館の空気がそのまま映像に息づく、地元ならではの特別な一本です。
■開催日時・会場
会場:シネマアイリス(函館市本町23)
日程:12月5日(金)から1週間
入場料:1,000円