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まちの「はてな」に迫る【3】 “こ”だなか?“お”だなか? 混在する上・下小田中の読み〈川崎市中原区〉

タウンニュース

「こ」に修正された同公園の看板(上)/「下小田中」のバス停

中原区の西側に位置する上小田中と下小田中。正式には「小田中」を「こだなか」と読むが、地域には「おだなか」と呼ぶ人も多く、2つの呼び名が混在している。

日本地名研究所によると、約60年前に行政資料で「こだなか」という仮名が振られ、正式に統一されたという。「田中」は水田農業に関わりのある地を指し、肝心の「小」は謙譲を表す接頭語で、それ以上の意味はない。同所担当者は「統一以前から地域に住む人は『おだなか』という呼び名に慣れ親しんでいる人も多い。あえて直さない人もおり、2つの呼び名が残っているのでは」と推測。バス停・下小田中や川崎上小田中郵便局など、今も「おだなか」と読む施設も存在する。

一方、呼び名を変えたところも。上小田中高架下公園の看板はよく見ると読み仮名の「こ」の部分がシールになっており、以前は「お」だったことが分かる。同公園の花壇を整備するこだなかガーデニングクラブの井上頼武会長は「名前が変わったのは気づかなかった。みんな細かいことは気にせず好きに呼んでいると思う」と話す。

参考文献:日本地名研究所『川崎地名辞典』上、なかはら地元学実行委員会『わたしたちの中原』

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