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壁画で照らす二宮の未来 世界で活躍 ミヤザキさん作品〈大磯町・二宮町・中井町〉

タウンニュース

壁画を描く様子

二宮町山西にある湘南デンタルケアークリニック(医療法人社団悠星・重原聡理事長=人物風土記で紹介)の開院25周年の記念イベント「二宮から世界へ未来へのグレートウェーブ」のキックオフイベントが3月2日に開催された。お披露目式は3月24日(日)。午前11時〜正午。

世界各国で壁画を制作してきたアーティスト・ミヤザキケンスケさんが、地元住民など3歳〜70代、総勢200人と共に筆をとり、明るい未来への希望を込めて、同院の壁に葛飾北斎の『冨嶽三十六景神奈川沖浪裏』をオマージュした作品を描いた。

重原理事長は「二宮をアートのまちにしたい」という思いのもと、縁あって知り合ったミヤザキさんに、25周年を記念した壁画プロジェクトを依頼。ウクライナやパキスタンなど、戦禍や貧困に苦しむ世界各国の壁をキャンバスにしてきたミヤザキさんの活動に感銘を受け、「寄付という形の支援だけでなく、壁を提供できればと思った」と話す。「25年という年月は、今の子どもたちが大人になり、いずれ子どもが生まれて親と同じ年齢になるということ。壁画を描いたという思い出を共有したかった」と重原さん。壁画制作には多くの親子連れも参加している。

ミヤザキさんの作品の特徴は「スーパーハッピー」と形容するカラフルな色使いと、溢れんばかりのモチーフで壁面を埋め尽くすパワフルさ。同院の壁画には「大きな波が花びらになり地域を明るくする」という願いが込められている。

3月9日の作業日には、約20人の参加者が四葉のクローバー、サクラ、プリムラ、マーガレット、ひまわりを描いた。ミヤザキさんは「最終的には1万輪くらいの花を描いてもらう予定です。上手に描こうとしなくて大丈夫。みなさんが思いを込めてくれればOKです」と話し、「みんなでスーパーハッピーな絵にしましょう」と笑顔を見せた。

24日のお披露目では二宮にゆかりのある芸術家の協力で作品も並ぶ。

アドバイスするミヤザキさん

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