雪と海と、美味に会いに。冬の北陸へ「~湾に抱かれた若狭がはぐくむ酒と食~」(福井県嶺南エリア)
福井県の南部、若狭湾を抱く嶺南エリアは、古くから都とつながる「御食国」として豊かな食文化をはぐくんできた地域。清らかな水がはぐくむ海の幸・山の幸、寺社や宿場町に残る歴史情緒、里山と入り江が織りなす多彩な風景が魅力である。穏やかな海沿いのドライブから、伝統工芸や食体験まで、奥深い旅が楽しめる。
「三宅彦右衛門酒造」
三方五湖(みかたごこ)の一つ、 久々子(くぐし)湖畔に広がる早瀬の集落で300年以上酒を造り続ける。
「海が近くて土地が狭く、田んぼは1枚もない。米が取れないのに酒を造ったのは御神酒が必要だっ
たから」と12代目蔵元の三宅範彦氏。
海に面した久々子湖畔の集落は北前船の船頭を数多く輩出したため、安全祈願や商売繁盛を祈念する祭事が多かったという。しっかりとした旨味を感じながら辛口にキレていく余韻がある銘酒『早瀬浦』は、「漁港の酒」と称され、魚介類との相性抜群!
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福井といえばカニ!
「越前がに」(県内の漁港で水揚げされる「ズワイガニ」)は毎年11月6日から3月20日まで漁が行われる
旅館「かつみや」
「三方五湖湖(みかたごこ)レインボーライン山頂公園」
美浜町と若狭町にまたがる五つの湖「三方五湖」。この湖を望む絶景を走る全長114キロのドライブコース「三方五湖レインボーライン」の途中にある山頂公園に立ち寄りたい。リフトやケーブルカーでさらに上へ。
5カ所のテラスからは三方五湖、若狭湾、そしてその上に広がる大空を360度の大パノラマで望むことができる。
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若狭名物「浜焼きさば」は、脂がのったサバを丸ごと1本、豪快に焼いた料理。皮はパリッと身はふっくら、生姜醤油や大根おろしでいただく
「ふぐ料理五作荘」
福井県最西端の高浜町にある宿「ふぐ料理 五作荘」では、冬の味覚フグを一年中食べられる。昭和31年、先代の今井五作は、春先、若狭湾へ産卵に訪れるフグを海の中の生簀で育てる「蓄養」を成功させた。てっさ(ふぐ刺し)、てっちり(鍋)などを豪華フルコースで。
ふぐの卵巣を塩と福井の銘酒『梵(ぼん)』の酒粕で3年間漬け込んで毒抜きした珍味「真子(まこ)の粕漬け」は、最高の酒のアテだ。
「福井県年縞(ねんこう)博物館」
年縞とは「長い年月の間に湖沼などに堆積した層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物」のことで、1年に1層形成される。三方五湖の一つ、 水月湖(すいげつこ)にはなんと7万年もの間年縞が形成し続けており、世界でも例がない。博物館では、年縞を美しい映像で解説するシアター、年縞を「も
のさし」として見る過去7万年の人類の歴史や経験などを展示。
「道の駅 若狭おばま」
焼き鯖寿司や地元の特産品、ここでしか手に入らないオリジナル商品を販売するほか、ピタパンに竜田揚げにした鯖の醤油干しと野菜を詰めた「醤油香る鯖サンド」などオリジナルグルメが人気。
鯖街道の行商人気分で撮影できるフォトスポット、鯖のぬいぐるみを取るUFOキャッチャーならぬ「鯖街道キャッチャー」など、体験スポットも。
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若狭おばまの 伝統食品「さばのへしこ」!
鯖をぬか漬けにした「へしこ」。発酵による深い旨みと独特の香りが特徴で、薄く切ってそのまま、または炙って酒肴として親しまれてきた、若狭を代表する郷土の味。