デヴィッド・リンチ生前の未製作ドラマ脚本、出版を検討中 ─ カイル・マクラクラン、ローラ・ダーン、ナオミ・ワッツが出演予定だった
2025年1月に死去したデヴィッド・リンチによる、生前に完成していた脚本の出版が検討されていることがわかった。娘で映画監督のジェニファー・リンチが英にて明らかにした。
リンチが生前に準備していたのは、で企画進行中だった『Unrecorded Night(仮題)』。リンチの訃報を受け、Netflixのテッド・サランドスCEOは「謎とリスクに満ちた」リミテッドシリーズだったことを認め、コロナ禍とリンチの健康面から実現していなかったと。
このたび、ジェニファーは「私たちの誰も、彼の代わりにシリーズを製作しようとはしませんでした。現在は(脚本の)出版を検討しており、実現すれば皆さんも彼のアイデアと向き合うことができます」と語った。「皆さんに見ていただけないのはとても悲しいことです」とも。
リンチは生前に企画を進めており、正式に決まっていたわけではないものの、シリーズには「ツイン・ピークス」などのカイル・マクラクラン、『インランド・エンパイア』(2006)などのローラ・ダーン、『マルホランド・ドライブ』(2001)のナオミ・ワッツが出演する予定だったとのこと。ほかにもリンチ作品でおなじみの顔ぶれが結集していた可能性がある。
ジェニファーは遺稿の内容を明らかにしていないため、シリーズのプロットなどは依然として謎のまま。死去直前の父親については、「精神的にはいろんなことができる状態でしたが、呼吸に問題がありました」といい、「彼(リンチ)は自分のアーカイブを整理していて、その作業はほとんど終わっています」と語っている。
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