ダラダラしがちな「子どもの夏休み」が充実する方法【超実践編】
こんにちは! 家事シェア研究家の三木です。 夏休み真っ盛りですね。え?「子どもたちが家でダラダラ過ごして不安」? たしかにこうも暑いと外にも出たくないし、宿題だってやりたくないし、ゲームやYouTubeでも見ながらアイスでも食べていたいですね。 では、夏休み後半をすこしでもシャキッと過ごすためにオススメの方法をお伝えします。
1週間単位でやることをリスト化しよう!
お子さんは夏休みに手帳などにスケジュールを書いて予定を立てたでしょうか?
もしまだやってない、または立てたけどなし崩し的に見なくなった、という場合はぜひスケジュールを立て直してみましょう。
頭の中に「やらなくちゃな」という気持ちがあっても、「まだ時間はたっぷりある」と思うと面倒なことは先延ばししてしまいます。
でも1ヶ月の予定を立てて、そのとおりに進めていくのは結構難しいのです。
そこでオススメなのが「3日〜1週間単位でやることをリスト化してスケジュールする」です。
では、やり方をステップにわけてご紹介します。
STEP1 「やりたいこと」と「やらなきゃいけないこと」を書き出していく。
たとえばうちの9歳の娘は、以下を書き出しました。
【やらなきゃいけないこと】
・自由課題
・卓球(習い事)
・漢字書き取り
・課題図書の読書
【やりたいこと】
・ルービックキューブ
・リングフィット
・絵を描く
STEP2 「1回でどのくらいやるのか」「それぞれの獲得ポイント」を決めていく。
1回でどのくらいやるのか、またやったときに獲得できるポイントを決めましょう。
・自由課題:30分 2ポイント
・卓球(習い事):45分 1ポイント
・漢字書き取り:2ページ 2ポイント
・課題図書の読書:15分 2ポイント
このときのコツはできるだけ「時間」で区切ること。
親はついつい「キリが良いところまで」と考えてしまいますが、集中力が切れてからもダラダラ机に座っていると、どんどん嫌な時間になっていきます。それよりもタイマーなどをかけて、「10分やっちゃおう!」としてあげたほうが集中した時間を過ごすことができます。
そして、「ポイント」を決めるのもオススメです。取り組むのに心理的ハードルが高いものは、ちょっと高めのポイントに設定するのもいいですね。
そして、ポイントが溜まったらご褒美も用意しましょう。
わが家では、以下のようにしています。
50ポイント→好きなお菓子
100ポイント→好きな本1冊
STEP3 月曜〜日曜のどの曜日に何を何コマするかを決めていく。
【月曜】
・自由課題 30分
・ルービックキューブ 30分
・漢字書き取り 2ページ
【火曜】
・卓球:45分
・絵を描く:30分
・漢字書き取り 2ページ
このようなイメージです。何時からやるか、という時間は決めなくてOKです。その代わり、進捗チェックの時間を決めましょう。
わが家では「朝9時」「お昼ご飯のとき」と「夕方4時」と「夜9時(就寝前)」の1日4回、進捗確認をしています。これには大事な理由があります。
子どもの自主性を信じる
親に「いつやるの?」「まだやらないの?」と場当たり的に管理されるのは、子どもからしたら、やる気をなくすし、信じてもらえてないという気持ちにもなるでしょう。
それに小学生のうちから、自分でやることを管理して進める練習をしておくことは、大いに価値があります。いつまでも「言われたからやる」「怒られたからやる」では、親も子どもも疲れるばかりです。
だから、進捗確認をする時間だけ決めて、あとは自分で考えてやるようにします。
まず「朝9時」に、今日の予定を聞きます。「午前中はゆっくりする」とか「午前中に書き取りと自由研究終わらせる」とか「夕方から卓球の日」など、その日のスケジュール確認です。
そして「お昼ご飯」のときに、どのくらい進んだかを確認。全部終わらせちゃったという日もあれば、全然やってない日もあります。やってない日は「じゃ、午後からやらないとね」と午後の予定を確認。
次は「夕方4時」。夕飯のしたくをはじめる前に、進捗確認です。ここまでにまだ終わってないことがあれば、夕飯までにやっちゃうように促します。
そして最後が「夜9時」。これは寝る前です。1日を振り返り、ポイントを集計。できなかったことがあれば、翌日に回すなど調整をしておしまいです。
こうすることで、自主的に1週間を過ごすことができるようになりました。
ぜひ、アレンジしながらやってみてください!
三木智有/家事シェア研究家