上野水香(東京バレエ団 プリンシパル)、令和3年度(第72回)芸術選奨 文部科学大臣を受賞
本日3月10日(木)、上野水香(東京バレエ団 プリンシパル)が令和3年度(第72回)芸術選奨舞踊部門において文部科学大臣賞を受賞したことが発表された。
受賞理由は、類いまれなプロポーションと柔軟性、個性的な面差しの上野水香は、牧阿佐美バレヱ団においてのデビュー当初から東京バレエ団プリンシパルである現在に至るまで、常に第一線で活躍している。令和3年は、長年踊ってきたベジャール振付『ボレロ』で新境地を拓き、アロンソ振付『カルメン』の表題役をより深い表現力で演じ、『海賊』のメドーラ役では華やかな存在感で全幕のドラマを牽引。トップ・プリマの圧倒的な輝きを放ち続けたから、だそうだ。
なお、上野水香出演の東京バレエ団『ドン・キホーテ』全2幕が、2022年6月23日(木)~6月26日(日)東京文化会館にて上演される。
上野水香(東京バレエ団 プリンシパル) プロフィール
神奈川県鎌倉市出身。ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞後、モナコのプリンセス・グレース・アカデミーに2年間留学。2004年、東京バレエ団にプリンシパルとして入団。『白鳥の湖』、『ドン・キホーテ』などの古典作品からベジャール、プティ、フォーサイス、バランシンなどの現代作品までレパートリーは幅広く、海外の著名な歌劇場やガラ公演にも多数出演を重ねる。
これまでにモーリス・ベジャール振付『ボレロ』を踊ることを許された唯一の日本人女性ダンサー。