「街中で犬を繋ぎ待たせるリスク」愛犬を守る行動をしよう
店舗の前などで、周囲に人が誰もいないのに犬だけが柱などに繋がれてポツンと待っている状況に出会ったことはありませんか?
犬だけを繋いで待たせる飼い主の行動は、愛犬の命を危険にさらす可能性があります。
「街中で犬だけを繋ぎ待たせるリスク」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
街中で犬だけを繋ぎ待たせるリスク
スーパーやコンビニエンスストア、高速のサービスエリア、道の駅といった施設の前などで犬だけを繋いで待たせるという飼い主の行動は、愛犬を危険にさらす可能性があります。
たとえば、柱などにリードを結ぶなど、飼い主が近くにいない状況で犬だけを繋いで待たせることによって、
散歩中の他の犬とのケンカなどのトラブルに巻き込まれる
飼い主が知らない間に犬に危害を与えられる
犬のリードや首輪が外れて逃げてしまう
犬が連れ去られる
といったことが起こる可能性はゼロではありません。
街中で犬だけを繋ぎ待たせると周囲に迷惑をかける可能性がある
飼い主がいない状況で犬を繋ぎ待たせることは、自分の犬を危険にさらすだけでなく、周囲に迷惑をかける可能性もあります。たとえば、
①近づいてきた人に危害を加えてしまう可能性がある
繋がれた状態で飼い主を待っている犬がフレンドリーな性格で人を好きな犬でも近づいてきた人に飛びかかってしまったり、怖がりの犬では人を噛んでしまうなど、相手にケガをさせてしまうことも考えられます。
②店舗や施設の迷惑となる可能性がある
店舗や施設の前などで犬だけを繋ぎ止めることによって、犬を苦手な人がそのお店に入ることができなかったり、犬がお店の前などの不適切な場所で排泄をしてしまうなどの可能性も考えられます。
飼い主として愛犬を守り、周囲に配慮した行動を
人が用事を済ませるために犬だけを店先に繋いで待たせるという飼い主の行動は、今回お話しした愛犬へのリスクや周囲に与える影響などを想定されていないことから起こる行動ではないかと考えます。
愛犬を守り、他人に迷惑をかけないように考え行動することが飼い主のマナーではないでしょうか。
参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください