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体重90キロ超のアメリカン・ブルドッグが女性を襲う 駆けつけた男性「鶏肉を投げて犬の気を引いた」(英)

Techinsight

大型犬に襲われた女性を機転を利かせて救った男性(画像は『The Daily Star 2022年4月20日付「Hero saves neighbour from ‘possessed’ American bulldog attack by hurling chicken at it」(Image: Swindon Advertiser / SWNS)』のスクリーンショット)

今月15日、イギリス在住のある女性が自宅の庭で体重約95キロのアメリカン・ブルドッグに襲われて大怪我をした。女性の叫び声を聞いて近所に住む男性が駆けつけたが「このままでは安全に対処できない」と思い、冷蔵庫にあった鶏肉を庭の反対側に投げつけて犬の気を引く作戦に出たという。苦戦しながらも何とか女性の救出に成功した様子を『The Daily Star』『WalesOnline』などが伝えている。

英ウィルトシャー州スウィンドンに住むゲイリー・グッドホールさん(Gary Goodhall、43)は4月15日の午後4時頃、ペンヒル・ドライブの住宅から女性の叫び声を聞いた。誰かが強盗に遭ったと思ったそうだが、近所の家で大型犬が暴れていることを知り救急箱を持って駆けつけたところ、裏庭で体重15ストーン(約95.2キロ)のアメリカン・ブルドッグに襲われている女性の姿を目撃した。

ゲイリーさんは当時の状況をこのように振り返っている。

「叫び声がする家の玄関を蹴破って中に入ると、裏庭で女性がアメリカン・ブルドッグに襲われていました。そこは血の海で、まさか自分がそのような場面に出くわすとは思ってもいませんでしたが、女性の生死を分けるような状況で何もせずにはいられませんでした。怖かったけどアドレナリンが出て、そこに入るしかないと思ったんです。偶然にも私はその前の週に外傷の応急処置の講習を受けたところでした。」

しかし「このままでは安全に対処できない」と思ったゲイリーさんは、犬の気をそらすため冷蔵庫にあった鶏肉を庭の反対側に投げつけ、犬がそれを食べている隙に女性を救出しようとした。ゲイリーさんは裏口から家の中に入りドアを閉めようとしたが、女性の脚が妨げとなって閉められず、そうこうしている間に犬は女性の上を飛び越えて彼に向かってきたという。

「その犬はまるで何かに取り憑かれたように再び女性を襲い始めました。彼女の脚からは血が吹き出し、背中には大きな傷、太ももには裂傷、それに散弾銃で撃たれたようなたくさんの傷があって本当に恐ろしかったです。私は犬の頭を何とか檻の中に入れて、体部分をできる限りの力で押し込みましたが、あまりにも怒り狂っていたので脱走するのではないかと心配でした。」

その後、ゲイリーさんは家の外にいた人々に助けを求め、ショック状態だった女性の応急処置を行った。また家の中には11歳の少女もいたが、幸いにも彼女は軽傷だったという。

そして15分後に警察官が、そのすぐ後には救急隊員が到着した。「グレートウェスタン病院(Great Western Hospital)」に搬送された女性は現在も脚の傷の治療を受けているが、命に別状はないとのことだ。

ウィルトシャー警察によると犬は現在犬舎に収容されており、この事故に関する逮捕者は出ていないという。

今回の件で機転と勇気を高く評価されたゲイリーさんだが、自分の無事を確認して落ち着かせてくれた隣人たちに「感謝している」と明かしており、このように述べた。

「私はヒーローではありません。たまたまその時間にその場所にいて、何かしようと思っただけです。普段の私は自分のことしか考えていません。でもあの日は女性の肩に天使が乗っていたんだと思います。私にとって人生最悪の日でしたが、彼女にとってはさらに悪い日だったのでしょう。」

画像は『The Daily Star 2022年4月20日付「Hero saves neighbour from ‘possessed’ American bulldog attack by hurling chicken at it」(Image: Swindon Advertiser / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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