<体験格差と煽られて>子どもがいるけれどお金がなくて旅行に行けない。成長に影響はある?
旅行やお出かけにはお金がかかるため、実現が難しい場合もあるでしょう。でも子どもからすると、家族で旅行をしている友達を羨ましいと感じることもあるかもしれません。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。
『恥ずかしながら、わが家は金銭的余裕がないため、旅行をしたり遊園地に行ったりすることができません。子どもが小学校高学年になり、お友達がそれなりに家族旅行やレジャースポットに行っている話を聞くようで、私も行きたいと言われます。旅行やレジャーの体験ができないことは、成長に悪影響があるでしょうか』
投稿者さんは金銭的な面からも、子どもを旅行などに連れて行くことが難しいそうです。子どもの友達は家族で出かけているので、その話を聞けば、自分も行きたいと思うのは自然なことですね。また子どもの経験値など、成長への影響も心配な投稿者さんですが、ほかのママたちからも意見が届いています。
多少なりとも子どもへの影響はありそう
子どもの興味の範囲が狭くなる可能性
『お金がないと言って何も経験させなかったら、何も知らないまま。どこに興味あるものが転がっているかわからないよね』
『体験格差はあると思う。例えばパイロットやCA。飛行機に乗る機会があると興味が出てくる可能性がある。乗る機会がないと、興味もわかない可能性がある』
旅行やレジャーなどをする機会があると、普段とは違う景色が見えたり新しい発見があったりしますね。それによって子どもが、これまでとは違う分野に興味を持つ可能性もあります。飛行機に乗ったら空港で働く人やCAさん、パイロットに興味を持って、将来の夢になる場合も。ほかにも旅行先のホテルやテーマパークで働くことに興味が出るかもしれませんね。子どもが興味を持てることがどこにあるのかはわかりません。たくさんの経験をすることが、広い視野を持つきっかけになることはあるのでしょう。
大人になっても記憶として残るかも
『悪影響はないけど大事だと思うよ。一生残るし思い出す。どこにも行かなかった家で育った大人は、そういう話になると「うちはどこにも行かなかった、思い出がない」とみんな言う。ずっと残るよ、そういうの』
子どもの頃に家族で出かけた思い出がないと、大人になっても寂しい気持ちになることがあるようです。現在の生活には支障はないのでしょうが、思い出がないという事実を前に、親に対して恨むような感情を抱くことがあるのかもしれません。
旅行の準備や仕方を知らないままになる
『家族旅行の経験の少ない私は、旅行のアレコレに無知で恥ずかしい気持ちにはなった』
旅行の経験があると、旅行に必要なものやその準備、ホテルの予約や移動手段の手配など、事前にしておくことがわかります。また旅行先や移動中のマナーなどもわかっているため、スムーズな旅行になるのでしょう。経験すると旅行に慣れることもでき、それは今後の旅行でも使える大切な知識や経験になりますね。
子どもと出かけられる期間は短い
『成長に悪影響というか、寂しいよね。金銭的余裕がないと言っていないで、頑張って稼ごうよ。家族旅行なんて子どもが大きくなったら、なかなかできないからね』
『金銭的余裕がないなら、パート増やしたり日雇いで仕事をしたりして収入を増やしたら? 子どもと出かけられる期間は短いよ』
投稿者さんの子どもは小学校高学年で、家族との時間が取れる年齢なのでしょう。でもこの先中学高校と進学していくと、部活や塾、友達との付き合いなどで家族との時間が取れなくなるかもしれません。子どもと一緒に出かけられるのは今だけ。そう考えて、収入を増やすことを考えてもよさそうですね。
お金をかけずに楽しめる方法も
『お金がないなりに楽しめる遊びもあるんじゃない? 住んでいる場所にもよるけれど、うちは大規模イベント会場が近いので、無料のイベントによく行ったよ。市民プールとか、格安のバスツアーとか。旅行だって格安民宿とかもあるよ。車があるなら、日帰り海水浴や工場見学もある。高学年なら、子どもだけで参加できるイベントもあるんじゃない?』
『博物館や美術館なら小学生が無料の場合もある。ほかには工場見学や、市のイベントもあるから、お金をかけなくてもおでかけはできる』
旅行やレジャーにお金がかかるのは事実です。でも、あまりお金をかけずに子どもと出かけて、思い出を作ったりいろいろな経験をさせたりすることはできますね。博物館や科学館、美術館などには小学生が無料で入館できる施設もあります。また企業が行う工場見学でも、お金がかからない場合も。他にも自治体が主催のイベントであれば、無料、あるいは低価格で参加ができるかもしれませんね。大々的な旅行だけが思い出を作る場所ではないのでしょう。子どもと一緒に出かけ、たくさん話をしたり一緒に驚いたりすることが、子どもにとってはいい思い出になることもありそうですね。