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東京湾バチコンアジング釣行でアジ連打【林遊船】カワハギ釣り的誘いが的中?

TSURINEWS

林遊船のバチコンアジングで本命ゲット(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

東京湾の船釣りで人気を集めている新釣法・バチコンアジング。3月9日(土)、原木中山の林遊船でエキスパート3人と同船。パターンがハマったときの爆発力に驚かされたので、その時の状況と基本的な釣り方を紹介したい。

バチコンアジングとは

アジングは、これまでショア(陸)から沖へジグヘッドリグをキャストして、横や斜め方向に狙って釣っていたルアーでのアジ釣りを、船に乗ってバーチカル(縦方向)にコンタクト(接触)して狙うことから、通称「バチコン」と呼ばれる釣り方だ。

当初は、シンプルな軽量タックルでダイレクトなアタリが取れて面白いが、釣果はエサ釣りが圧倒的で安定しているイメージがあった。

しかし、最近は釣り方が確立、釣果もエサ釣りに並ぶくらいに進化し、私も気になっていた。

林遊船でバチコンアジング

6時半に船宿に集合して乗船。ミヨシ側に、この釣りにハマって二年の中山さん、山田さんに、「面白過ぎて、東京湾でバチコンが流行る前から、もう7年ほどいくつかの船宿でやらせてもらっていますよ」という青木さんと並んで座る。初挑戦の4人を含め、エサ釣り組は8人。

林遊船周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

エサ釣り組にアタリ

中島忍船長の舵取りで7時半に出船。予報通り、10m前後の強い北風が吹くなか、8時45分に川崎沖水深15mのポイントでスタート。

初心者に向けて船長がレクチャーしていると、早くもアジがヒット。エサ釣り組にアタり始める。

中島船長のレクチャーで初挑戦も安心(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

まず、エサ釣りでライン引きを中心にポツポツと釣り上げていると、バチコンの青木さんは1投目からほぼ空振りなし。

ライン引きでも次々ヒット(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

中山さんや山田さんは、「アタリは出るけどなかなか乗らない」と言いながらもヒットを重ねている。私がエサで50尾釣った時点で、青木さんは70尾以上。

エキスパートの青木さんは100尾以上ヒット(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

バチンコアジングに初挑戦

そこで、後半は私もバチコンにチャレンジ。中山さんに仕掛けをセットしてもらい、ワームを借りて釣りスタート。

中山さんのタックルとワーム(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

2人の話では、「専用竿やアジング竿など、感度のいい細身のロッドに、小型リールを使用。PEライン0.4号程度のメインラインの先に2号前後のリーダーを結ぶ。その先に0.5号程度の小型ジグヘッドに1.5~2.5inほどのワームをセット。その下に1.5~2mほどステイトと15号のオモリを付けただけのシンプルな仕掛けが基本」。

バチンコアジングタックル例(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

「船下に仕掛けを下ろしたら、誘い方はカワハギ釣りとそっくりで、シェイクのあとゼロテンで止めて待ったり、たるませたり、急に動かしてリアクションバイトを狙うことも有効」と話す。

エサ釣りに劣らぬ釣果に驚き

青木さんは、「きょうはカワハギでいうところのチョイ宙でシェイクして、ゆっくり聞き上げると入れ食いですよ」とのこと。

2人の釣り方を見ながら、オモリを底から10cmほど切って、優しくシェイク。止めたらゆっくり竿先を聞き上げるように誘っていると、コンッとワームをくわえるようなアタリ。そのままアワセを入れるとギュンギュンと小気味いい引きが訪れ、すぐに中型アジをゲットすることができた。

このあと、短時間でアジやサバを15尾ほどキャッチ。移動後もポツポツ釣り上げバチコンの楽しさを堪能。14時沖上がりとなった。

筆者もバチンコの楽しさを堪能(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

最終釣果

トップは青木さんが92尾。同じくバチコンの中山さんが56尾。

中山さんはバチンコで56尾(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

エサ釣りトップは68尾、私はエサとバチコンの二刀流でアジ65尾とサバ9尾だった。

エサなら初心者でも40~50尾(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>

 

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都心からのアクセス抜群の江戸川放水路にある人気船宿です。名物である夏の手こぎボートによるハゼ釣りから、シーバスや青物を狙うルアー、初心者に人気のLTアジまで幅広く受け付けています。

  この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年3月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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