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東大受験、2回の不合格から学んだ教訓「努力が報われるとは限らないが、努力しなければ報われることはない」

キャリコネニュース

「努力は必ず報われる」って本当?

「努力は必ず報われる」という言葉は、前向きなものとして捉えられることが多いが、実は残酷な一面をあわせ持っている。都内の40代男性は、

「『努力は必ず報われる』が本当なら、自分の望む結果を得られなかった人は『努力が足りない』ということになってしまいます」

と述べる。確かに、結果は出なくとも「その人なりに十分な努力をした」と評価できる場面はいくらでもあるだろう。結果はともあれ、積み重ねてきた努力までも否定する必要はないはずだ。(文:大渕ともみ)

「今なら『東大に落ちても悪いことばかりじゃない』と思えます」

男性は「僕は中学受験も大学受験(2回やった)も、第一志望には不合格でした」と自らの失敗談を打ち明ける。しかし、決して努力を怠ったわけではなかった。

「特に2回目の大学受験のときは『これ以上できない』というくらい勉強したし、大手予備校の東大模試でも軒並みA判定だったから、方向性だって間違っていなかったと思います。本番も緊張しなかったのに、不合格だったときは『なんで俺が』と思いました」

入学定員が決まっている以上、不合格者が出るのは当然のことだ。それにもかかわらず「不合格者は全員、努力が足りなかったから報われなかった」とするのは、あまりにも短絡的だろう。

受験に失敗し、落ち込む男性を救ったのは「努力が報われるとは限らないけど、努力しなければ報われることはない」という言葉だ。男性は後期日程で合格した一橋大学に進学し、マーケティングを学んだ。そして、新卒で就職した現在の勤め先の「マーケティング部門にいます」と明かす。男性は

「今なら『東大に落ちても悪いことばかりじゃない』と思えます」

といい、学生時代の努力を自らの手で証明してみせた。

「過去に努力した経験が活きて、報われることは必ずあると思う」

都内の40代女性は「努力は必ず報われる」と考えているが、「そのときの目的や目標においては、報われないかもしれないけど」と条件を付け加える。

「過去に努力した経験が活きて、報われることは必ずあると思う。そのときに『あの努力のおかげで』って気づけるかどうかじゃないかな」

都内の50代男性も「良いときも悪いときもありますから、悪いときにどのようにして克服したか、これが後に活きてきます」と持論を述べた。

「運動でも勉強でも、やったらやった分だけ、身になっていますからね。一番悪いのは、人と比較することです。人それぞれ、やり方や方法は違っていい。自分の信じた道を行くだけです」

自分の願ったかたちで努力が報われなくとも、あとになって「あのときの努力は無駄ではなかった」と身に染みることは往々にしてある。「努力は必ず報われる」という言葉には、そのような意味も含まれているのかもしれない。

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