Yahoo! JAPAN

「何年経っても愛された記憶は忘れない」先輩犬ゆうちゃんの飼い主さんとの12年ぶりの再会で思い出したこと

いぬのきもちWEB

先日お散歩中にマロたんにとっても飼い主のわたしにとっても懐かしい人と偶然お会いしました。マロたんが犬同士のルールを教えてもらった雑種犬のゆうちゃんの飼い主さんと12年ぶりに顔を合わせました。

ゆうちゃんの思い出写真スタート


ゆうちゃんの思い出写真スタート


ゆうちゃんはマロたんが2歳のときに亡くなり、それ以来飼い主さんとお会いすることはありませんでした。わんこの散歩でしか顔を合わせない人とは、それまでどんなに親しく話していても、わんこがいなくなると疎遠になってしまいますよね。近くに住んでるはずなのに。

すき


すき


マロたんにとってゆうちゃんは、一緒に遊んでくれるし、時にはガツンと叱ってくれる頼もしい先輩で、飼い主さんはいつもおやつをたくさんくれる孫を甘やかす優しいおじいちゃんみたいな存在で、公園でフタリの姿を見つけるとリードをグイグイ引っ張って駆け寄って行ったのを思い出します。

いつも一緒だった


いつも一緒だった


そして、12年ぶりにゆうちゃんのお父さんに気づいたマロたんは、あの時と同じようにリードをグイグイ引っ張って駆け寄っていき、飛びつきそうになったので慌てて制止。マロたんが誰かに飛びつくのなんて何年ぶりかな。仔犬に戻ったかのような喜ぶマロたんの姿にちょっと感動してしまいました。

伝われ躍動感


伝われ躍動感


「えっと、どこの犬?」と言いながらも撫でてくれたゆうちゃんのお父さん。「マロンです!ゆうちゃんと遊んでもらったマロンです!」と言うと、一瞬間があってから「おお、マロンか。元気だったか。」と、あの頃と同じ優しい笑顔でまたまた撫でてくれました。

愛、だね


愛、だね


それから少し立ち話。わんこの思い出話はもちろん、今も毎日散歩されていると聞き、わたしはマロたんがいなくなったら多分散歩をしないだろうな、しかも88歳で毎日お散歩されてるってすごいな。さすがゆうちゃんのお父さんだと思ったり。

毎日おやつパーティーしてた


毎日おやつパーティーしてた


その間、マロたんはゆうちゃんのお父さんに「おやつください」と何度も催促し、洋服のポケットに鼻を突っ込んだり、またもやあの頃に戻ったかのようでした。「マロンは食いしん坊だったな」と笑うゆうちゃんのお父さんに「相変わらずです」とわたしも笑いました。

今も隣にいるよね


今も隣にいるよね


別れ際に「またねー!」と手を振るわたしに、当時と同じように「お!」と片手を上げて去っていくゆうちゃんのお父さんの背中を見送っていると、今でもゆうちゃんが隣を歩いているように感じました。白い大きな尻尾がゆらゆら揺れているのが見えた気がしたもの。

ただただ、ありがとう


ただただ、ありがとう


犬って可愛がってくれた人のことは何年経っても忘れないんですね。マロたんの幼少期の記憶は、幸せなもので満ちているのだろうと思います。本当にあの頃マロたんと遊んでくれたゆうちゃんはわんこたちはもちろん、やりたい放題のマロたんを受け入れてくれた飼い主さんたちにも改めて感謝しました。泣いちゃう。

【関連記事】

おすすめの記事