木曽川のテナガエビ釣りで21cm筆頭に92匹【愛知】大型狙いのポイント選びが的中
今回は8月9日、木曽川(愛知県愛西市・立田上流)の夜のテナガエビ釣りだ。午後9時ごろ家を出発して立田上流のポイントへ向かった。
木曽川でテナガエビ釣り
うだるような暑さ、いつまで続くのだろうか。釣り人はもちろん、魚たちにとっても厳しい状態が続いている。こんな暑さのなか、それをしのげる夜を中心に釣行している。日中しか狙えないものに関しては、朝や夕方に釣行している。
最近の釣行で感じたのは、高水温のわりに魚の活性が高いことだ。涼しくなってから釣行したいと思うのは当然だが、待っていては状況が変わってしまうかもしれない。シーズン開幕は遅れても終了は変わらず、なんてことはこの界隈ではよく聞く話。そこで今回は今好調で夜も楽しめる釣りを紹介したいと思う。
立田上流で良型狙い
立田上流を選んだのには理由がある。テナガエビは良型ほどハリ掛かりがいい。そのためシーズン後半は、これまでに人が入っていなかったポイントの方が良型が多く残っているからだ。
現場に到着すると、暑さは残っているが日中に比べれば天国だ。幸い釣り場には誰もいないので釣り座は選び放題。この後は下げの時合いが控えているため、時合いを逃さないためにも早速準備に取り掛かった。
当日の道具立ては、ノベザオ2.7m、岬オリジナル仕掛け(ナイトバージョン、ハリ3号)。サオは3本使用し、エサはイシゴカイだ。
21cm良型頭に続々ヒット
川をのぞくと数多くのテナガエビがブロック周りに出てきている。わりと平均サイズもいいようだが、少しでも良型をと見えるエビは無視し、すべての仕掛けをブロックの隙間に入れていく。
2本目の仕掛けを入れようとしていると、最初に入れたウキが水中へ引き込まれた。急いで残りの仕掛けを入れ、最初に仕掛けたサオをゆっくり聞き上げる。手元にずしりとした重量感。いつもにはない強い抵抗がサオ先に伝わる。上がってきたのは手の長さを含めると21cmもある良型。今年の上位クラスだ。
そのやり取りの間にもほかの2本のウキが次々に水中へ引き込まれていく。少し待って順に上げていくと、サオ先に小気味いい抵抗感、それぞれに15cm前後が掛かってきた。開始1ローテーションで3匹のテナガエビを釣り上げることに成功。やはりブロック周りよりブロックの奥の方が良型は多いようだ。
テナガエビ92匹キャッチ
その後は下げの時合いも相まって15cm前後がどんどん掛かってくる。もちろん小型も掛かるが、下流に比べて平均サイズは良い。また日中は邪魔してくるマハゼやチチブがほとんど掛かってこないのもうれしい。数匹釣っては別のブロックとポイントを休ませながら効率良く釣っていく。潮が緩み始めるとペースは落ちたが、その後もコンスタントに掛かってきた。
3時間がたち、ある程度お土産が確保できたところで納竿した。3時間ほどの釣果は21cm頭にテナガエビ92匹だった。
<週刊つりニュース中部版APC・桑山卓久/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年8月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。