地磯でのライトソルト釣行でクロホシイシモチやカマスが連発【和歌山・南紀】
新しく仕入れたライトソルトゲーム用タックルで南紀の地磯に挑戦。梅雨の天候にも恵まれ、クロホシイシモチやカマスなど、多くの魚をキャッチしました。特にカマスは30匹以上釣れ、ライトゲームの楽しさを満喫。次回は本命のハタを狙います。
地磯でライトソルトゲーム釣行
新しくライトソルトゲーム用のタックルを仕入れたので、小さい魚がターゲットですが楽しんできました。
梅雨に入りましたが、雨も降らず風も弱い予報だったので南紀の地磯を選択。軽いジグヘッドでもどのぐらい飛んで操作しやすいのか試し釣りにはちょうど良い天候でした。
タックル詳細
7フィートのライトソルトゲーム用スピニングロッド、リールは月下美人LT2000S、ラインはPE0.4号、0.4gのジグヘッドメインにアジメバル用ワームを使用しました。
クロホシイシモチ連発
まだ暗い時間帯から、本命のポイントまでの地続きの地磯を歩きながら浅場を狙ってみました。これまでここで魚を狙ったことはありません。月明かりがあり、海がよく見えます。暗い間にメバルでもいないか初挑戦です。
0.4gジグヘッドにワームはリグデザインのアージのアミグローからスタート。手前はかなり浅いので、軽いジグヘッドなら根掛かりを回避できます。1投目からココッと当たり、ネンブツダイの仲間のクロホシイシモチが釣れました。
所々に藻場もあるので藻の際を通してみたり、ブレイクを狙ったり、いろんな所を狙いましたがクロホシイシモチばかりが釣れました。小さな船着場が途中にあり、そこまでの距離でクロホシイシモチばかり20匹以上釣れました(笑)。
ガシラのポイントを発見
ここにきて風が吹き出しました。向かい風や横風になり、0.4gでは難しくなってきたので1.5gに変更。着底と同時にヒットし、かわいいガシラが釣れました。
ここで薄明るくなってきたので本命のポイントまで歩きました。到着すると狙いたい沖に面する側がちぎれ藻の溜まり場になっていました。
キャストするも着底までにラインが止まり、ちぎれ藻に絡まり釣りになりません。内向きを狙うしか方向がなく、こちら側はかわいいガシラポイントでした。底を狙うと必ず食ってきますが、中層や表層を狙ってみても何も当たりません。
カマスが入れ食い
ここで完全に明るくなり、ワームを一誠のバルキーステパラに変更。スイミングメインで狙っているとアカハタとオオモンハタの子供が釣れるだけでなかなか本命が来ません。
ここで突然水面が騒がしくなりました。ベイトが入ってきたのかと思ったのですが、何かが食ってくるも掛かりません。ワームをサイズダウンし、reinsのアジリンガーに交換しました。
すると騒いでいた魚の正体が判明。かわいいサイズのカマスでした。ここから右に投げても左に投げてもカマスだらけ。30分程の間、カマスしか釣れず、30匹以上釣れた後突然の沈黙が訪れました。群れがどこかに行ったようです。
地元エギンガーからの情報提供
ここで7時30分、かなり暑くなってきた時に地元民のエギンガーが2人入ってきました。話していると、このポイントのメバルは数年前から全く入ってこなくなったらしいです。
しかしアオリイカの反応もないようで、しばらくしたらいきなりドボンと落水かと思ったら、エギンガーが地磯から飛び込んで泳いでいました(汗)。暑くなってきたとはいえ、海水浴にはまだ早いのではないかと思いましたが、朝からこの暑さだと泳ぎたくなる気持ちもわかります。
船着場での最後の挑戦
残り時間も少なくなってきたので船着場に戻りました。今日は満潮に向かう潮も今は下げが始まっているのに全く動きません。ここからさらに向かい風が強くなってきました。
3gジグヘッドに替えて遠投、イカダ近くまで飛ばし、ライトソルトタックルでやりやすい釣りができました。着底からのスイミングで違う当たりがあり、釣れたのはヨコスジイシモチ。ここからガシラが連続ヒットしましたが、サイズも伸びず、本命も来ず、9時になり納竿となりました。
本命不発も地磯で数釣りを楽しめた
初めて0.4gと軽量のジグヘッドを試してみましたが、クロホシイシモチ20匹以上、ガシラも20匹以上、カマスは30匹以上、アカハタやオオモンハタ、ヨコスジイシモチも釣れました。
本命のアザハタとモヨウハタは来ませんでしたが、これからの時期が南方系ハタの本番になるのでまた挑戦しようと思います。
昨年アオリイカを狙いに来た時はベイトもいっぱい入っていましたが、今回はベイトもなく、カマスのようなフィッシュイーターが入っていました。ライトタックルだからこそ発見できた魚もいて、終始当たりがあり楽しかったライトゲーム。軽いジグヘッドでも遠投できるこの竿は、これからいろいろな魚と遊べそうです。
<田村昭人/TSURINEWSライター>