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<マスク依存?>子どもがマスクを手放せなくなっている。何が原因?親として何と声をかける?

ママスタセレクト

新型コロナウイルス感染症の感染防止のために、どこに行くにもマスクをしていた期間もありました。マスクの着用が個人の判断に任されるようになった今でも、マスクが手放せない人もいます。ママスタコミュニティのあるママからはマスクの着用について子どもを心配する声が届きました。

『小中高生のお子さんの周りはマスクの着用率どう? 小学生のうちの子はマスク依存で、学校ではほとんどマスクして過ごしているみたい。このまま中学、高校でもずーっと顔を隠して生きていくつもりなの? こんなんでいいの? 表情を作らなくていいから怒っているか笑っているかも分からないし、無表情になる。それ以外にもマスクを外せないことの弊害はあるよね』

「マスク依存」という言葉は医療用語ではなく、俗にずっとマスクをして過ごし、なかなかマスクを手放せない状況を指します。投稿者さんのお子さんは、学校ではほとんどマスクをして過ごしているそうで、何か弊害があるのではないかと心配をしています。そして他の子どももどうしているのか気になっている様子。この投稿に他のママからは、子どもの通う学校でのマスク着用状況をはじめ、いろいろな声が寄せられました。

他のママたちに聞く「子どもたちのマスクの着用状況」

『先生も外しているし、子どもたちもしている子あんまりいないみたい』

『クラスの2、3割の子がマスクしているみたい、中学生』

『小中高校生がいる。中学校はマスク依存が多いらしい。小学校は学年が上がるごとに増えるらしい。高校はほんの一部だって。うちは3人とも全くしてない。外していいことになったら真っ先に外していたタイプ』

『小学校高学年はクラス30人で5人くらいはマスクをしているみたい。うちの子は基本してないけど、いつでもできるように胸ポケットに新しいマスクを1枚持たせている』

『うちの子の高校はマスクしている方が少数みたい』

他のママたちから、子どもたちのマスクの着用状況が寄せられました。ママたちの周りだけの話ではありますが、マスクをしている子は、どちらかといえば少数派であるようです。なかには外していいことになったら、まっさきに外したという子もいます。今もマスクをしている子どもたち、その理由は何なのでしょうか。

着用が個人の判断になっても、マスクをつける理由は

感染症や花粉症対策として

『うちの子たちは小中高生、周りも咳が出る病気じゃない限り、みんなマスクしてないよ』

『中学生。今インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、溶連菌とか流行っているから、ほぼ全員つけている。小学校が学級閉鎖になったりして、テスト中の中高生は警戒しているよ』

『うちは予防のためにつけているみたいよー。ただ給食や体育のときは普通に外しているし依存ではなさそう』

『外では外してるけど、人が多い室内や電車ではマスクしてるよ。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザが、まだ流行してる時期があるし。マスク依存とは思ってないよ』

マスクの着用義務がなくなってもマスクをする理由として挙げられたのが、地域やクラスで流行っている感染症の予防や、自分の咳などによる飛沫の拡散を防止するため。ほかに花粉症対策も挙げられていました。それらは依存というよりも本来の使い方です。状況に応じてマスクを利用できているということでしょう。

マスク着用が顔の好印象につながるから?

『なんか聞いたら、マスク美人? マスクウケの為に外せないらしいよ』

マスクをすると美人に見えるという理由です。人によっては「そんな理由で?」と思ってしまうかもしれません。マスクは顔の下半分をすっぽり隠してしまいますから、目をしっかりメイクすれば美人に見えやすくなるそう。またマスクのなかでも小顔効果をうたっているものや鼻筋が通って見えるものを使えば、人に好印象を与えられるのかもしれませんね。マスクをしていると魅力的に見えるから、そんな「ウケ」を狙ってつけているケースもあります。

コンプレックスを隠す便利アイテムのような使い方も

『上の娘は、歯並びと産毛で恥ずかしいとマスク手放せない。毛は剃るし、歯並びは治すんだけど、顔を出すのが嫌って』

マスク美人と関連しますが、自分のコンプレックスを隠してくれる便利アイテムとして、マスクが使われることもあります。ニキビの跡だったり、虫歯や歯周病、歯列の乱れだったりと、人によって口元にコンプレックスがあるかもしれません。マスクをすることで、それらを気にしなくて済みますね。またマスクによる肌荒れがひどくなってしまったために、かえってマスクを外せなくなったという悪循環もあるようです。

理由はあいまい?マスクに依存気味かも……

『小5の子のクラスに2人、頑なにマスクを取らない子がいる。夏の体育の授業とか集合写真撮影のときに先生から取るように言われても取らないらしい。集合写真は1人の子はマスクを取っていたけれど長い髪と帽子でほぼ顔を隠していた。ここまでいくと、この先も困ることがありそうだし、コロナ禍のせいでこんなふうになってかわいそうだと思った』

『小5。周りの子は徐々に外しているけれど、うちの子はずっとつけてる』

投稿者さんのお子さんと同じように、マスクが手放せなくなっている子もいるようです。その子たちがマスクをつける理由は明確ではありません。しかし夏の体育の授業では熱中症の危険が考えられますし、集合写真のときまでマスクが取れないとなると、親として心配になってしまいますよね。健康を害したりマスクで表情が見えなかったり、誰とも話さなくなったりという状況になってくると、ただマスク依存気味の子どもを見守るだけでは良くないのかもしれません。

ずっとマスクをする子どもに親として何ができる?

『私が職場でマスク依存になっているから気持ちはわかるんだけどね。予防でつけているぶんにはいいけど、精神的なものだと心配だよね』

『ずっとマスクしろと言われてきたから、マスクしていないと落ち着かない子が一定数いる。感染予防目的ならいいけど、外せない、見せたくない、見られたくない、までいくと今後大変だと思う』

マスク依存気味の子どもたちは、新型コロナウィルス感染症対策でマスクを着用する習慣ができてしまったことで、今度は習慣をなくすことに抵抗を感じているのではないでしょうか。どんなことでも一度習慣となってしまったものを戻すには、同じように時間がかかりますよね。そこで少しずつ段階を踏んで外していくため、外す時間を設けることを考えてみるのはいかがでしょうか。また過剰なマスクへの依存は、「マスクをしていると安心できる」という気持ちから来ているとも考えられます。マスク以外のもので安心を得られるように、「手洗いうがいをしていたら大丈夫」など、子どもたちの不安を取り除いていけるような声掛けができたらよさそうですね。

マスクを外す・外さないの最終的な判断は、その子のペースで

『高校のとき、ずっとつけていて心配してたけど、今年大学に入ったらマスク外したよ。さすがに大学生になると周りもマスクを外すみたい。今は風邪気味なときにしかつけて行ってないよ』

『うんと頷くとか、返事をする。意思表示をすることができていれば、顔が見えなくても別に』

子どもがマスクを手放せなくて心配していたものの、大学進学をきっかけにマスクを外したというコメントも寄せられました。周りの状況に応じて、子どもも成長と共に判断していくのでしょう。現状でマスクをしていながらも意思表示ができているならば、マスクを早く外そうと思って神経質になりすぎなくてよさそうです。

コロナ禍でマスクの着用が習慣になった時間が長かったために、非習慣化していくのも時間が必要なのかもしれません。これからも親から不安を取り除く言葉をかけたり、段階を踏んで少しずつ外せる時間を増やしたりして、その子のペースで外せると良いのではないでしょうか。


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