愛川町 パパイヤ植え南国ムード 第2号公園前の町道に
愛川町と愛川町農業委員会(落合貢会長)が5月12日、第2号公園(中津)前の町道にパパイヤの苗を植えた。
「水道みち」の愛称で知られる同所では、道路の景観向上や環境美化を目指して「フラワーロード」事業が2022年度から続けられ、これまでにヒマワリや菜の花、コスモスなどを植栽してドライバーや歩行者の目を楽しませている。今回は通りの中央分離帯約350mに、パパイヤの苗61本を定植した。
町によると、パパイヤは鳥獣による食害を受けにくいとされ、比較的手間をかけずに育てることもできるという。遊休荒廃農地対策にも役立つと考えた町農業委員会の委員らは、自身の畑などで昨年度から栽培を実施。育成状況や獣害・虫害の状況について研究を行っている。
今年度は「パパイヤロード」事業と銘打ち、同委員会と町が協働で中央分離帯にパパイヤを植えた。当日は委員と町道路課の職員らが参加し、幼い苗にていねいに土を盛っていった。苗の四隅には支柱を立て、風よけのためのビニール袋も設置した。
7月にはほんのりと甘い香りがする花が咲き始め、8から9月ごろには青パパイヤが実を付ける予定という。小野澤豊町長は「国際色豊かな愛川町として、南国の風景を再現したパパイヤロードを町民皆さんに楽しんでいただきたい」と期待を込めた。
町では今回の植栽による結果を踏まえ、次年度以降の実施について検討していくという。