ようこそ知のテーマパークへ。豊かな心を育むまちづくりを推進する「ゆいの森あらかわ(荒川区)」-第6回 進化する東京の図書館を訪ねて
東京に残る唯一の都電である荒川線が走るすぐそばに、開放的なガラス窓と緑豊かなテラスが目を引く洗練された建物あります。「ゆいの森あらかわ」は、「中央図書館」「吉村昭記念文学館」「ゆいの森子どもひろば」の3つの機能が一体となった融合施設です。
「ゆいの森あらかわ」の「ゆい」は「結ぶ」を意味する言葉。多彩な機能を有するこの場所は、赤ちゃんから大人まであらゆる世代が集う場であり、人と人、本と人、地域と人、文化と人が結びつき、豊かな時間が育まれる場でもあります。
「ゆいの森あらかわ」は荒川区の直営施設です。「荒川区豊かな心を育む読書のまちづくり条例」を掲げる荒川区ならではの思いとこだわりが詰まった「ゆいの森あらかわ」を、職員の方にお話を伺いながらご案内していただきました。
荒川区の人口約22万5千人に対して、年間約72万人(2024年度調べ)もの人が訪れる「ゆいの森あらかわ」の魅力を紐解いてゆきましょう。
ゆいの森あらかわの基本情報
ゆいの森あらかわの概要
所在地:東京都荒川区荒川2丁目50番1号
アクセス:都電荒川線「荒川二丁目」停留所から徒歩1分
東京メトロ千代田線「町屋駅」、京成線「町屋駅」から徒歩8分
開設年月日:2017(平成29)年3月26日
敷地面積:約4,100m2
延床面積:約10,900m2
階数:地上5階・地下1階
構造:鉄筋コンクリート造(免震)
開館時間:9:00~20:30
休館日:第3木曜日・年末年始・特別整理期間・メンテナンス休館日
駐車場:12台(地下1階)、最初の30分無料。以降30分ごとに200円
※障害者手帳等の提示で駐車料金免除
駐輪場:370台、無料
ゆいの森あらかわの各フロアを紹介
「中央図書館」、「吉村昭記念文学館」、「ゆいの森子どもひろば」と3つの機能を有するゆいの森あらかわ。延床面積10,000m2ほどの広大な建物には、融合施設ならではの見どころが満載です。1階から上階へ、順番に巡って行きましょう。
【1階】親しみやすい雰囲気で満ちた「総合カウンター」&「エントランスの図書展示」
ゆいの森あらかわには、東側と西側に2ヶ所の出入口があります。都電荒川線に面したゆいの森通り側(東側)の出入口を入ってすぐ右手にあるのが「総合カウンター」です。利用案内のほか、ここでしか買えない、ゆいの森あらかわのロゴマークが入ったエコバッグや傘、文具といったグッズも販売しています。
総合カウンター前のエントランスでは、人目を惹く立体的な図書展示が来館者をお出迎えしてくれます。
こちらの図書展示は、1ヶ月ごとにテーマが変わります。ゆいの森あらかわの司書による選りすぐりの一冊が、手に取る私たちを未知の世界に連れて行ってくれそうです。
【1階】子どもたちの夢を広げる「えほん館」&「遊びラウンジ」&「おはなしの部屋」
子ども広場の機能を有するゆいの森あらかわには、小さなお子さんを連れた保護者の方も利用しやすい施設が充実しています。
子どもから大人まで思わず手に取りたくなる「柳田邦男えほん館」
西側の出入口から入ると目の前にある「柳田邦男えほん館」は、ノンフィクション作家・柳田邦男先生の推薦する絵本を展示したコーナー。「絵本は人生に三度」というのは柳田先生の言葉で、子どもの頃、子育ての時、人生の後半に人は人生で三度、絵本に出会うという意味です。人生に悩んだ時、手に取った絵本が思いがけない答えを導いてくれるかも知れません。
世界各国3万冊の絵本を有する「えほん館」
世界各国3万冊の絵本を所蔵する「えほん館」は、ゆいの森あらかわで人気の高いエリアのひとつです。珍しい円形の書架やお花のモチーフの椅子は絵本の中の世界のよう。随所に楽しい演出が施されたえほん館を訪れた子どもたちは、読書が大好きになれそうですね。
0歳から就学前の子どもたちが安心して過ごせる「遊びラウンジ」
えほん館を奥へと進んでゆくと、木製の遊具が並ぶ広場へと繋がります。1階の南側に面するこの広場は「遊びラウンジ」と呼ばれる0歳から乳幼児までの親子を対象とした施設です。
大型の滑り台や機関車、おままごとセットなど魅力的な遊具がたくさん用意されています。親子で遊ぶだけではなく、子育て世代のコミュニケーションの場としての役割も果たしています。
名称:あそびラウンジ
利用時間:9:00~17:00 ※12:00~13:00は清掃のため利用不可
休館日:ゆいの森あらかわの休館日と同じ
対象:0歳から就学前の乳幼児とその保護者
入場料:無料
また、荒川区在住の館内の利用者対象に、有料の「乳幼児一時預かりサービス」を行っています。利用登録申請した上で、予約が可能となりますので、詳しくはホームページをご確認ください。
同じ1階にはカフェもあり、お茶を飲んだり本を読んだり、保護者の方も館内でゆったりした時間を過ごせます。子どもたちが大きな声を出しても大丈夫「おはなしの部屋」
1階の中央に位置するホール下の空間にあるのが「おはなしの部屋」です。
定期的に開催される「おはなし会」では、周囲を壁で囲まれているため子どもたちが大きな声を出しても安心です。室内を暗くすることができるため、ろうそくの灯りの中で行われる「ろうそくでおはなし」なども行っています。イベント情報は公式サイトで確認できますよ。
【1階】様々な人が読書を楽しめる「バリアフリーコーナー」
ゆいの森あらかわの1階には「バリアフリーコーナー」があります。
上の写真は「大活字」の図書が並ぶコーナーです。「文字が見えにくい」、「文字を目で追えない」といった方のために、大きな文字の本や、朗読CD、点字つき絵本などが用意されています。利用者が来館しやすい1階総合カウンターの近くにあるバリアフリーコーナーは、「えほん館」とともに利用しやすさを軸に考えられています。
【1階】壁面を絵本が彩る「ゆいの森ホール」
1階から2階にかけてのフロアのほぼ中央に位置している「ゆいの森ホール」では、映画の上映会や講演会など様々なイベントが開催されています。ホール内はガラス面に囲まれ、座席から見て正面の壁は可動式になっています。ホールを使用していない時は、正面の壁が開かれているため圧迫感を感じることはありません。
壁面に飾られている本はすべて絵本です。子どもから大人まで誰もが読むことができ、すべての世代を結ぶ絵本に囲まれているホールは、ゆいの森あらかわの理念を体現しているような場所です。ホールでイベントがない時にはホールの中は閲覧席として利用できます。
絵本に囲まれた空間で幸せな読書のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
【2階】知的好奇心を育む「学びラウンジ」&「児童書コーナー」
2階の南側にある「学びラウンジ」は、遊びや体験を通じて様々なことを学べるコーナーです。主に小学生以上を対象に、様々なテーマのワークショップを開催したり、遊びながら科学などが学べる体験キットを使って、知的好奇心を育てます。
また、「学びラウンジ」には多彩な体験キットが用意されています。たとえば、「お弁当をつくろう」というキットにはお弁当箱とフェルトで造られたおにぎりやエビフライ、ウィンナー、野菜など様々なおかずが入っています。それらをうまく組み合わせて、栄養バランスの取れたお弁当作りを体験できるキットです。
ほかにも、原子パーツを使って有機分子の模型を組み立てるキットなど、楽しく遊びながら学べます。
体験キットの貸出時間は、9:00から18:00までとなっています。
ガラスケースの中の展示物は、ワークショップの一例です。ワークショップは、ゆいの森あらかわ公式サイトのイベント情報一覧から申し込むことができます。
学びラウンジに隣接して「児童書コーナー」があります。体験キットやワークショップを通じて気になったことは、すぐにこちらの児童書コーナーで調べられます。
自然に好奇心を広げたり、学びを深めることができる融合施設ならではのメリットです。
【2階】同世代の仲間と集まる「ティーンズコーナー」&「コミュニティブリッジ」
児童書コーナーの横には中学生以上の10代の子どもたちを対象とした「ティーンズコーナー」があります。本選びに集中できるように視線を感じさせないデザインの書架が特徴です。コの字型の書架は迷路のように配置されているため、宝探しの気分でお気に入りの一冊を探せます。
こちらはティーンズコーナーのカウンター席です。1人で読書や勉強に集中できるカウンター席のほか、大きなテーブルも用意されているため友達と利用することもできます。
ティーンズ優先のコーナーですので、同世代の仲間が思い思いの時間を過ごすことができる場所なのです。
学びラウンジとティーンズコーナーを結ぶように広がるこちらは「コミュニティブリッジ」と呼ばれるコーナーです。吹き抜けに面したカウンター席のほかに、テーブル席も充実。手荷物もしまえるカラフルで可愛い椅子はティーンズコーナーともマッチしています。
グループ活動や打ち合わせの場所としても利用でき、仲間で和気あいあいと集える場所なのです。
【2階~3階】荒川区が生んだ歴史小説の大家の足跡を辿る「吉村昭記念文学館」
ゆいの森あらかわの3つの機能のひとつである「吉村昭記念文学館」は荒川区出身の小説家・吉村昭先生を紹介する施設。吉村先生と荒川区の縁は深く、1992(平成4)年から日暮里図書館に吉村昭コーナーが常設されていました。その後、区が吉村先生に文学館の設置を申し入れ、図書館とともにある文学館が誕生したのです。
2階から3階にかけて9つのゾーンで構成されている吉村昭文学館の中に、吉村先生の書斎が再現されたコーナーがあります。書架に並ぶ書籍は、2006(平成18)年に亡くなられた先生のご遺族から寄託されたものです。
4度の脱獄を果たした囚人の物語「破獄」や、北海道の開拓村を襲った羆と猟師の闘いを描いた「羆嵐(くまあらし)」など、数多の傑作を生み出した作家の足跡が吉村昭記念文学館に深く刻まれているのです。
【3階】文学館から文学コーナーへ繋がる「一般書コーナー」
3階は一般書の書架が並ぶ図書館がメインのフロアです。3階から吉村昭記念文学館を抜けると、国内外の文学やエッセイ、研究書など一般書のコーナーへ着きます。吉村先生の著書や、吉村先生ゆかりの方の著書が並ぶコーナーもあり、融合施設ならではの導線の工夫がここにも見られます。
俳句のまち・あらかわが誇る屈指の蔵書「現代俳句センター」
句集や俳人の評伝、俳誌など5千冊もの俳句に関わる蔵書を有する「現代俳句センター」。こちらはゆいの森あらかわの蔵書の大きな特徴のひとつです。俳聖・松尾芭蕉は千住大橋から「奥の細道」へと旅立ちました。松尾芭蕉と縁の深い荒川区は「俳句のまちあらかわ」を宣言しています。
ゆいの森あらかわをはじめ区内21ヶ所に投句箱があり、区内外から「あらかわ俳壇」に投句できます。現代俳句センターを拠点に幅広い世代が俳句に親しめる環境です。
【4階】開放感を演出する市松模様のような吹き抜け
ゆいの森あらかわの建物としての大きな特徴は、市松模様のように配置されている吹き抜けです。
フロアごとにずらしながら吹き抜けを配しているため、明るく開放感のある雰囲気が演出されています。吹き抜けから階下を見下ろしたり上のフロアを見上げたり、視界に奥行きや広がりを感じるため、長時間の滞在も飽きることなく心地よく過ごせます。
こちらは4階の吹き抜けに面したカウンター席からの眺めです。ずらりと並ぶ階下の書架はまるで本の森。利用者からの人気も高い電源が使用できるカウンター席からは、ゆいの森あらかわならではの眺望を満喫できます。
【4階】あらかわ愛に溢れる「あらかわゆかりの人コーナー」
4階フロアで立ち寄っていただきたいのが、「あらかわゆかりの人」コーナーです。荒川区生まれや荒川区に居住していた作家、著名人の本が並んでいます。思いがけない著名人が荒川区と縁があることを発見できますよ。
また、ゆかりの人それぞれのプロフィールと作品が紹介された丁寧なリーフレットも配布されており、職員の方のあらかわ愛も感じられるコーナーです。
【4階】落ち着いた雰囲気で調べものに没頭できる「調べもの支援」&「ビジネスコーナー」
芸術・言語・文学以外のジャンルの本が並ぶ中、利用者の探求心のサポートをしてくれる「調べもの支援コーナー」には、年鑑や辞典といった調べもの用の本が並んでいます。
自分で調べることが難しい時は、司書さんにお願いすると、探している本や情報の案内をしてもらえます。そういった調べもの支援のことを「レファレンス」といい、普段は3階のカウンターで受け付けていますが、土日・祝日のみ、調べもの支援コーナーに特設カウンターが設置されています。
新聞の縮刷版や住宅地図などは、隣にある「地域行政コーナー」で閲覧できます。
名称:調べもの支援(レファレンス)専用カウンター(ゆいの森あらかわ4階)
利用日時:土日・祝日のみ 13:00~16:30
※上記以外は、3階カウンターで受付
就労や起業に関する図書を扱う「ビジネスコーナー」では、様々な形でビジネス支援を行っています。情報の宝庫であるビジネス関連の資料を使いこなすために「パスファインダー(手引書)」が用意されていたり、データベースの提供も実施。ほかにも定期的に税理士による税務相談会なども開催され、ビジネス担当の司書のおすすめ本の展示もあります。
仕切りの少ないフロアの中で「ビジネスコーナー」は独立した空間となっておりますので、心ゆくまで仕事に関する必要な情報を探せます。
【4階】まるで貴賓室のおもむき。「閲覧室」&「研究席」
ゆいの森あらかわの中で特に人気が高いのが、4階北側に設けられた「閲覧室」と「研究席」です。落ち着きのある調度品と広いテーブルはまるでホテルの貴賓室のよう。読書や学習に疲れたらテラスの緑に癒される。そんな贅沢な時間を過ごせます。
全面にテラスの緑と青空が広がるこちらの研究席は、奥行きのあるカウンターでゆったりと利用できます。研究席を利用する際は、館内の端末で席を確保する手続きが必要です。荒川区内に在住・在勤・在学の方はホームページから予約もできます。
4 階の北側に造られたテラスには読書席が用意されています。天気の良い日には屋外で読書を満喫できます。周囲に高層ビルがないため、大きな青空を感じられるスポットです。
【5階】洗練された居心地の良い空間が広がる「コミュニティラウンジ」&「学習室」&「ゆいの森ガーデンてらす」
最上階の5階フロアには、「コミュニティラウンジ」が広がります。洗練されたオフィスのような空間は、椅子やテーブルを自由に動かして利用者同士がコミュニケーションを交わせるスペース。飲食が可能なため、1階にあるカフェでテイクアウトしたものや持参した食事もこちらでいただけます。
個人用の閲覧席が並ぶこらちの「学習室」は、館内で最も静かな場所。
回遊しやすいように仕切りが少ない各フロアの中で「学習室」は独立した空間となっています。フロアとの仕切りはガラス面のため圧迫感はなく、静かな環境で読書や勉強に集中できます。
学習室も、4階の研究席と同じように館内の端末で席を確保する手続きが必要で、荒川区内に在住・在勤・在学の方はホームページから予約ができます。
5階東側に広がるこちらは「ゆいの森ガーデンてらす」。眼下には荒川自然公園と桜並木、都電荒川線など下町情緒溢れる街並みを一望できます。
またこちらは天体観測などのワークショップのほか、ボランティアの活動場所としても活用されています。子どもから大人まで幅広い世代が集まる屋上のテラスにも「ゆいの森あらかわ」の理念が行き届いているのです。
ゆいの森あらかわのある荒川区で暮らそう
荒川区はどんな街?
東京の北東部に位置する荒川区は23区で2番目に小さな区(面積10.16km)です。北側を沿うように隅田川が流れ、時計回りに足立区、墨田区、台東区、文京区、北区と隣接しています。
1932(昭和7)年に4つの町がひとつの区域となり荒川区は誕生しました。1965(昭和40)年に河川法が施行されるまで現在の隅田川は「荒川」と呼ばれていたことが区の名称の由来です。ちなみに、現在の荒川は河川法施行までは「荒川放水路」という名称で呼ばれていました。
明治時代には荒川(現・隅田川)の水を引き工場地帯となって栄えた荒川区ですが、現在は工場跡地を活用した再開発が進み大規模集合住宅や公園が造られています。中でも区の東部にあるJR南千住駅前には大型ショッピングモールや多数の高層マンションが建てられ、人口流入が多いエリアです。現在、荒川区の人口は、22万4,376人(2025年8月1日時点)。20年前(2005年8月1日時点)の人口19万1,458人と比較して3万2,918人増えています。
荒川区といえば「都電荒川線」が知られています。都電荒川線は都内に2路線しかない路面電車であり、唯一の都電です。荒川区の三ノ輪橋停留所から区内を横断し、北区の「王子駅前」や豊島区の「大塚駅前」を巡り新宿区の「早稲田」停留所を終点としています。また区内には山手線の駅である「西日暮里駅」があるため、主要ターミナル駅へ乗り換えなしでのアクセスが可能です。
荒川区のランドマークといえば「あらかわ遊園」も外せません。1922(大正11)年創業の都内唯一の区立遊園地で、リーズナブルな入場料や小さな子ども向けのアトラクションを主流とした子育て世帯にうれしいレジャースポットです。あらかわ遊園のほかにも「尾久の原公園」や「荒川自然公園」、「汐入公園」など大きな公園が充実しています。
南千住という人気の再開発エリアを有しながらも、木造住宅が多く懐かしさを感じさせる荒川区は都内でありながら幅広い世代が落ち着いて生活をできる街なのです。
荒川区の子育て支援の特徴は?
都内でありながら家賃がリーズナブルで子どもが遊べる公園が多い荒川区は、子育てに適したエリアです。妊娠から出産・子育てに対して幅広い支援やサービスを提供しています。
たとえば、妊娠して妊娠届を提出した方全員に助産師や保健師が面接・相談を実施。生活のお困りごとなどの対応策を一緒に考えます。面接後にはギフトもプレゼント。妊婦さんの健康診断の費用助成や無料の歯科検査、出産育児一時金や多胎妊婦の方に対する低負担でのヘルパーサービスなど、充実の支援です。
荒川区の子育て支援の特徴は、お子さんや親御さんのそれぞれの状況に応じたきめ細やかなサービスです。たとえば学校に行けずに家に閉じこもり気味の子どもに対して「メンタルフレンド」という制度があります。登録研修を受けた18歳から30歳くらいまでの若者が、不登校の子どもたちと一緒に遊んだり話し相手になってくれる制度です。
区をあげて支援していこうという姿勢がみられ、荒川区では安心して子育てができそうです。
子育て応援・情報アプリ「あらかわすくすく子育てアプリ(母子モ)」では、区の子育てやイベント情報、予防接種のスケジュール管理、母子健康手帳の記録などができます。
荒川区のホームページからダウンロードが可能です。
ゆいの森あらかわまで徒歩8分で行ける「町屋駅」
町屋駅のアクセス
「町屋駅」は京成本線と東京メトロ千代田線と、都電荒川線「町屋駅前」停留所の3社3路線が利用できる利便性の高い駅です。
京成線を利用する場合は、京成上野駅まで約8分、羽田空港や成田空港へも1時間程度で移動できます。東京メトロ千代田線では、北千住駅まで約3分、東京駅へ地下道でつながっている大手町駅までは約12分、池袋駅までは約20分でアクセスが可能です。
町屋駅の家賃相場
町屋駅の家賃相場は以下の通りです。
ワンルーム:8.05万円
1K:8.99万円
1DK:12.86万円
1LDK:14.97万円
2LDK:22.97万円
町屋駅の口コミ
・必要なものがそろっていて交通の便が良い。周辺住民との距離感も適切。
・治安も比較的良く、物価も安いので生活しやすい。
・商業施設があり、最寄り駅には3路線が通っていて交通の便も良い。道路が狭いのが難点だが、総合的に住みやすい街。
・住みやすい。食品価格が比較的安く、交通の便が良く坂道がほとんどない。医療施設も一定のエリア内で充実していて何より犯罪が少ない。
・都心に近いわりには近くに公園があり散歩しやすい環境にある。
交通の利便性、治安の良さ、物価が安さなど、生活のしやすい住環境の良さをあげる方が多いです。
まとめ ゆいの森あらかわの近くに住んで通ってみませんか
小さな路面電車が走り下町情緒を感じさせる街並みを残しながら、複数路線が利用でき都心のターミナル駅までもほど近い町屋駅周辺。リーズナブルな商店も多く、治安の良さも住民からの定評がある街です。そんな町屋駅近くにある「ゆいの森あらかわ」は子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる知の拠点。洗練された建物と配慮が行き届いた館内で、心ゆくまで本に親しみ、知的好奇心を満たせます。
荒川区に住んでいる方はもちろん、荒川区や町屋駅周辺に住みたいと考えている方はぜひ一度、ゆいの森あらかわを訪ねてみてください。ゆいの森あらかわは安心して快適に過ごすことができる施設です。職員の方によって、いつ来館してもわくわくを感じられる本やイベントが用意されています。時が経つのを忘れるほど居心地の良いゆいの森あらかわに、きっと通ってみたくなるはずです。
情報提供:ゆいの森あらかわ
この記事では画像に一部PIXTA提供画像を使用しています。