Yahoo! JAPAN

150周年で紙芝居を手作り 金沢小5年1組〈横浜市金沢区・横浜市磯子区〉

タウンニュース

紙芝居を披露する児童

今年度150周年を迎えた金沢小学校=金沢区町屋町=5年1組(岩瀬友宏教諭)の児童33人が同校の歴史などを振り返る紙芝居作りに取り組み、このほど完成した。

150周年を記念し、児童が紙芝居作りに初挑戦した。さまざまな技能や特技を持つ「街の先生」に登録されている横浜紙芝居普及会代表の山下康さんからアドバイスをもらいながら、昨年12月から紙芝居の制作。児童たちは6つのグループに分かれ、紙芝居の魅力やテーマ決め、起承転結の四段階の構成、脚本の書き方、絵を描くポイント、実演のポイントなどを4回にわたって山下さんから学んだ。

給食や行事などテーマに

2月19日の最終日にはグループごとに紙芝居を披露。「給食の歴史」をテーマにした発表では、現在の給食を食べているときに、昔の給食の場面にタイムスリップ。くじらの竜田揚げや脱脂粉乳、肝油グミを主人公が食べる場面が演じられたほか、アルミの食器が使われていたことや、ソフトめん、コッペパンなども紹介された。話の最後では、「おじいちゃんたちが給食を食べて育ったから自分たちがいる」と締めくくられた。

他にも同校の行事をテーマにしたグループでは、1969年に火事になり翌年に復旧したこと、79年には現在の海の公園付近で凧揚げ大会をしていたことなどが紹介され、「行事で一番大切なのは金小みんなで楽しく仲良くできること」と発表された。

グループの発表後には山下さんからの講評も。「2カ月半で絵を描くことから実演までできてすばらしいと思う。特に絵がすばらしいかった。場面に応じて声を張るとさらによかった」。紙芝居は今後校内での発表や、同校の図書館で保管される予定。

講評する山下さん

【関連記事】

おすすめの記事