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テレ東「午後のロードショー」で『エイリアン』放送!真っ昼間からゼノモーフをテレビ鑑賞チャンス‼【基本情報おさらい】

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テレ東「午後のロードショー」で『エイリアン』放送!真っ昼間からゼノモーフをテレビ鑑賞チャンス‼【基本情報おさらい】

明日、2月28日(水)13:40よりテレビ東京「午後のロードショー」で、リドリー・スコット監督の不朽の名作『エイリアン』(1979年)が放送される。真っ昼間からゼノモーフが大暴れする様子を堪能できるなんて、素晴らしい火曜日になること間違いなしだ。

『エイリアン』
©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
ディズニープラスのスターで配信中

意外と観てない!?『エイリアン』基本情報

リドスコ監督、シガーニー・ウィーバー主演の本作は、アカデミー賞視覚効果賞をはじめ数々の映画賞を獲得した、SFホラー映画の金字塔。超攻撃的な地球外生命体が宇宙船に侵入し、じわじわと乗組員を殺し始め……というストーリーは、映画ファンならば当然ご存知だろう。

『エイリアン』© 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

原案・脚本は、ジョン・カーペンター監督と『ダーク・スター』(1974年)を共同制作し、のちに『バタリアン』(1985年)で監督デビューするダン・オバノンによるもの。このころオバノンはアレハンドロ・ホドロフスキーに請われ、フランク・ハーバート著「デューン 砂の惑星」の映画化に合流。ドキュメンタリー映画『ホドロフスキーのDUNE』で描かれている通り同作は未完に終わったが、ここで仕事を共にしたH・R・ギーガーやメビウス、クリス・フォスを『エイリアン』のデザイナーに推薦し、あの唯一無二の世界観構築につながった。

『エイリアン』© 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

脚本には『ウォリアーズ』(1979年)のウォルター・ヒルも関わっており、映画化のGOが出たことには彼の貢献がある(もちろん衝突もあった)。なお、オバノンは元ネタの一つとして『遊星よりの物体X』(1951年)を挙げており、のちにカーペンターが2度目の映画化を監督するのは周知の通りだ(ちなみに「エイリアン/Alien」という言葉は今でこそ「宇宙人/地球外生命体」を表す言葉として定着しているが、もともとは“外国人”という意味)。

伝説の始まりにしてトラウマの殿堂入り

さて、『エイリアン』をしっかり観たことがない人でもうっすらと把握しているのが、本作で人類の“敵”となる地球外生命体、「ゼノモーフ」だろう。まるでペ◯スのような後頭部を持つ黒光りした巨大なモンスターだが、その進化形態もインパクト大で、とくに幼体である「ファイスハガー」と「チェストバスター」の生理的嫌悪をもよおす寄生生態と強烈なスプラッタ描写は、映画トラウマの殿堂入りレベルだ。

とくにチェストバスターのシークエンスは硬直必至の恐ろしさ。とはいえCG以前の特撮の工夫が詰まっているカットの連続なので、ぜひ目を凝らして鑑賞していただきたい。作品全体を通して見ても、決して潤沢とは言えない予算の中でSFホラー映画を撮るためのハウツーが満載だし、実際いま観てもシロート目にはどう撮影したのか見当がつかないシーンが山ほどある。

もちろん脱皮を繰り返して成体となったゼノモーフも強烈なのだが、2メートル超の巨体ではセット内を自在に動き回れなかったため、意識してみると全身がはっきると映るシーンはほとんどないことが分かる。だが、ゼノモーフの毒々しいルックスに恐怖した観客は想像力で全体像を補い、ホラーとしては大成功な結果となった。

『エイリアン』© 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

いまテレビ画面で観るゼノモーフは、どれほどのトラウマを与えてくれるだろうか? ぜひお食事の後で、しっかりトイレも済ませてからじっくりと鑑賞していただきたい。

『エイリアン』はテレビ東京「午後のロードショー」で2月28日(水)13:40より放送

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