ADHDの特性は成長でどう変わる?不注意・多動・衝動性の違いと二次障害のリスク
最近多くの子供たちが抱えている「ADHD」とはどんな障がいなのか?
成長とともに特性の目立ち方が変わる
注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害は、英名Attention-Deficit Hyperactivity Disorderの頭文字からADHDと呼称されることが多いです。主な特性は、忘れ物が多かったり集中できなかったりする「不注意(注意欠如)」、じっとしていられない「多動性」、考えるよりも先に動く「衝動性」の3つです。
目立つ特性によって2つのタイプに分類され、不注意が目立つタイプは「不注意優勢型」、多動性や衝動性が目立つタイプは「多動・衝動性優勢型」と呼ばれます。
幼児期は多動性や衝動性が目立ち、「元気な子ども」という印象を受けます。しかし、学齢期に入ると不注意による忘れ物、多動性による席に座っていられないといった行動が増えていきます。度を越えると、学校生活に適応することが難しくなり、周囲から浮いてしまうケースも少なくありません。
注意欠如・多動症の子どもは学齢期(6~15歳)で3~9%程度と言われ、年齢を重ねるにつれて問題視される特性が弱まっていくことも多いです。ただし、成人にも2~2・5%確認されていて、大人の注意欠如・多動症は自身の失敗を強く認識できる分、不安症や依存症などの二次障害を招くことが多いようです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学』監修/湯汲英史