【あたたかい食べものが恋しくなる気温】北海道の週間天気予報 2024年10月10日更新
北海道のあす11日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
季節の歩み ゆっくり
10月10日に2.2度まで下がった旭川では、平年より1日遅く初霜を観測しました。平年より1日遅いということで、ほぼ平年並みです。
ここ数日で朝晩は一気に寒くなりましたが、全体的に見ると、季節の歩みはやはり「ゆっくり」です。
特に山の雪が遅くなっています。旭岳の初冠雪の平年は9月25日なんですが、今シーズンはまだ観測されていません。
初冠雪は、ふもとの気象台から山が白くなっているのが確認できたら発表されます。気象台の職員が見るんです。
旭川なら旭岳、札幌なら手稲山というように山も決まっています。
この先も朝晩は冷えるんですが、天気の大きな崩れはないので、これまでの最も遅い記録10月15日を更新しそうです。
では、あす11日の天気傾向を天気図で見ていきます。
10月11日の北海道の天気
11日朝9時の予想図です。台風19号は午前中には、東海上で温帯低気圧に変わる見込みです。
低気圧は北海道に近づくことなく、北上していきますが、低気圧に近い道東方面は一部で、雨が降りそうです。
また、太平洋側は土曜日にかけてうねりを伴う高波に注意してください。
11日の天気と気温です。
道東方面でくもるほかは晴れるでしょう。最低気温は10日朝より高めですが、倶知安は3度、札幌は8度の予想です。最高気温は広く18度前後。オホーツク海側は13度くらいでしょう。
11日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
多少モクモクとした雲が広がりますが、各地で晴れ間があるでしょう。11日も長袖に何かを羽織って、さらにコートを着てと重ね着が必要です。
道北・空知です。
稚内はくもりますが、風は弱まります。そのほかは秋晴れが続くでしょう。お出かけ前はストーブの消し忘れに気を付けてください。
道東・オホーツク海側です。
雲に覆われ、根室は朝から、オホーツク海側は昼頃から小雨のぱらつく時間があるでしょう。朝からあまり気温が上がらず、昼間も厚手の上着が必要です。
11日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
3連休はよく晴れます。ただ、朝晩の寒さが続き、月曜の札幌は6度まで下がるでしょう。連休中は日中との気温差も大きくなります。
つづいて、太平洋側です。
3連休は秋晴れとなり、日中は20度前後と過ごしやすいでしょう。月曜はスポーツの日ですが、体を動かすと汗ばむ陽気になりそうです。
11日の朝昼晩の札幌の天気
11日の札幌です!
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
晴れて、夜のもんすけは、おでんを持っていますね。
朝晩はすっかり寒くなりました。
11日も10日と同じくらいの気温なので、おでんやお鍋などで体を温めるといいですね。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※10日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU