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忍者系?伊勢海老?朝ラー?静岡は異色だらけのラーメン県だった! ここがオモロイ!「秘密のケンミンSHOW」

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忍者系?伊勢海老?朝ラー?静岡は異色だらけのラーメン県だった! ここがオモロイ!「秘密のケンミンSHOW」

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静岡の食といえば駿河湾の海の幸に富士山麓の山の幸、静岡おでんや浜松の餃子などさまざまに思いつくが、ラーメンのイメージはない。ところがよくよく調査すると、バラエティ豊かなラーメンがそれぞれの町で親しまれているという。

静岡県民に聞くと「場所によって違う。東部中部西部それぞれおいしい」とさっそくラーメンの多彩さをアピール。「海もあり山もあるから素材がいい。うまくないわけがない!」とドヤ顔のお父さん。「東京と大阪の真ん中で両方のいいところを集めた」とおにいさんが違う切り口で解説。「魚介も豚骨もダシがうまい」と説得力あることをいう。静岡女子にラーメンといえば北海道や福岡のイメージがあるがと聞くと、「マジでその説やめた方がいいと思う」と叱られた。

そこでまずは県庁所在地、静岡市の県民に聞くと「味噌ラーメンがうまい」と教わった。ところが「味噌ラーメンだけど味噌色じゃない」とよくわからないことを言う。「スープの中の麺が見える。いやらしいくらい透けてる」と変な表現で説明。しかも「食べながら一仕事している」と、これも意味不明だが、とにかくお店に行ってみた。

「もやし味噌ラーメンお待たせしました」と出てきたのは、もやしの上に味噌が乗ってはいるがクリアなスープのラーメン。そしてなんと!お客さんがその味噌を溶き始めた!

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しかも麺は極細で何から何まで味噌ラーメンの常識を超えている。このクリアなスープを味噌色に染めていくのがポイントのようだ。スープが透明で塩ラーメンに見えるがそうではないという。「味噌ラーメンを自分流に作って、この味は俺が決める!」のがこのラーメンの食べ方なのだ。「味噌の中にある甘味が目覚めて、完璧な味噌ラーメンになる!」と解説がうますぎるのも感心する。

続いて西部、浜松市で県民に聞くと「ラーメンは忍者系」と聞いたことのない系を持ち出してきた。どうやら黒いラーメンを出す店があり、忍者系と呼ばれるらしい。「真っ黒なスープで、食べるとあっさり」「見た目怖いけど優しいヤンキーみたいな」と変な褒め方をする。お店に行くと、忍者が隠れていそうな内装が印象的。確かにお客さんたちが黒い支那そばをすすっている。

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しょっぱそうなラーメンをずるずる食べているではないか。しかもスープをごくごく飲んで完飲する人も多い。だがスープは「しょっぱくない」そうだ。「スープは味が出てるけど、色から想像するしょっぱさはない」のだという。

この黒さの素はタレにある。たまり醤油で作った黒いタレに、さらに黒い塊を加える。これはチャーシューの煮汁に沈殿した旨味成分なのだ。いよいよ黒くなったタレをスープと合わせて特製麺で仕上げる。

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ところでなぜ「忍者系」と呼ばれるのか。この店のご主人が忍者大好きで、手裏剣やくさり鎌がお店に飾ってありお客様が「忍者系」と呼び始めたそうだ。なるほどね。

静岡ラーメンはほんとうにバラエティ豊かで、伊豆半島南東部の伊豆町では伊勢海老が丸ごと入った伊勢海老ラーメンが名物だ。伊勢海老による濃厚な魚介ダシがおいしいという。

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一方富士市では「つけナポリタン」が愛されている。パスタ用と中華麺用の粉をミックスした麺を、トマトソースと鶏がらスープをミックスしたつけ汁で食べる。「ラーメンとナポリタンのちょうど真ん中」と店主は言うがどうやって決めるのその真ん中って。

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最後に紹介したいのが、藤枝市の衝撃のラーメン文化「朝ラー」。朝6時前にお店に行くと、ちょうどオープン。すでに待っていたお客さんが醤油ラーメンを食べ始める。「朝まで飲んでて?」と聞くと「いや、仕事前の朝ごはん。何にも珍しくないですよ」と当たり前のように言う。

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食べ終わると仕事に出るかと思いきや「はいお待たせ〜、冷やしです」2杯目が出てきて、なぜか冷やしラーメン。「2杯食べるのが定番。藤枝スタイルですね」うーん、常識を超えすぎていて何も言えない。

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それにしても、一つの県にこれだけバラエティ豊かなラーメン文化があるとは!静岡県、おそるべし!毎日それぞれを食べ歩く静岡ツアーを敢行したいが、朝ラーは早起きに自信がないなあ。

【文:境 治】

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