週2日だけの隠れ家モーニング喫茶【Lampara coffee】富山駅前で朝6時半からコーヒーが飲めるのは○○○○の中
富山駅近くの繁華街に、少し面白い店を見つけました。
名前は「Lampara coffee(ランパラコーヒー)」。朝6時半から営業しているモーニング喫茶です。
朝早くから自家焙煎のコーヒーとホットサンドなどの軽食が味わえるということで、近隣の住民やオフィスビルに通う人にとっては朝活がはかどりそうです。
水曜と木曜だけオープンする“朝の店”
営業は週に2日間、水曜と木曜だけ。
店の前にメニュー看板が出ていれば営業中の合図です。
店があるのは富山駅から市電通りを南方向に歩いて5分ほどの場所。目を引くブルーの軒先テントが目印ですが…
そこには「ラピスの丘」の文字。
その下に控えめな「Lampara coffee」の看板とメニューボードがあります。
中に入ってみると…びっくり!
きらびやかなシャンデリアにボックスソファとカウンター、その奥の棚にはウイスキーや焼酎の瓶が並んでいます。
実はここ、普段の顔は“夜の店”。スナックとして営業している店舗なんです。
カウンターに立つのは「Lampara coffee」店主の川端菜央さん。
コーヒー専門店で働きつつ、いつかは自分の店を開きたいと富山県内のイベントでの出店をメインに活動してきました。
そんな時、異業種交流会で出会ったのがスナック「ラピスの丘」のママ。
「それなら私のお店を使って~!」というママのご厚意で、週に2日間だけの“朝の店”、モーニング喫茶が始まりました。
豆にあわせて自家焙煎
朝にぴったりの雑味のないクリアな味わい
本日のコーヒー 500円
ホットサンド 400円
「Lampara coffee」のコーヒーは自家焙煎。
豆の種類は週替わりで、あっさりフルーティーなものから深煎りでコクを感じるものまで様々。「今朝はどんなコーヒーなんだろう?」とワクワクするのも楽しいですね。
実は、苦いコーヒーがあまり好きではないという川端さん。
嫌な苦みや渋みが前面に出ないよう、豆にあわせて焙煎方法やお湯の温度、淹れ方などを調整し、豆本来の香りや味をしっかりと感じられるようこだわっています。
この日の豆はエチオピア。ここちよい酸味とフルーティーな香りで、朝にぴったりのさわやかな風味でした。
雑味のないクリアな味わいは、何杯でも飲めちゃいそう!
コーヒーだけでなく、ホットサンドやトーストなどの軽食もラインナップ。
さらに、カウンターにはかわいらしい和菓子も並びます。
こちらは、スナックのママと同じように異業種交流会で出会ったというお菓子屋さんのもの。
テイクアウトもできますが、一度は店内でのモーニングタイムを過ごしてみるのをオススメします。
シャンデリアが輝いて、カラオケもあって、焼酎やウイスキーのボトルが並ぶ…雰囲気は完全に“夜の店”なのに、飲んでいるのはお酒ではなくモーニングコーヒーで、窓の外は太陽が明るく輝いています。
「一体ここはどこで、今何時なの⁉」という、ちょっと不思議な非日常感が体験ができますよ。
川端さんや偶然居合わせた人とのおしゃべりなんかも楽しめて、店内の様子もだんだん可愛く思えてきて…気づくと居心地の良さを感じていることでしょう。
店名の「Lampara」とはスペイン語で「ランプ」のこと。
スペイン語はコーヒーの産地であるグアテマラやエクアドルの公用語。
「自分の周りをふんわりとやさしく照らすランプの光のように、日常に寄り添う存在になれたら」という想いを込めてつけた名前だそう。
朝、いつもより30分早起きして、ちょっと不思議な空間でコーヒーとモーニングを楽しむのはいかがでしょうか。
店舗情報
【Lampara coffee(ランパラコーヒー)】
住 所 富山市新富町2丁目5-14
営 業 水、木曜 6:30~14:00
週末は富山県内のイベントなどに出店も
記事編集:nan-nan編集部