犯罪被害者遺族の寺輪悟さんが講演 山口被害者支援センターが5月10日に公開講座
公開講座「ある日突然犯罪被害者 遺族になること」が、5月10日(日)午後1時半から3時10分まで開かれる。講師を務めるのは、中学3年生だった娘を犯罪により失った寺輪悟さん。山口被害者支援センターの主催。
2013年8月25日、花火大会から帰宅中の三重県に住む寺輪博美さん(当時15歳)は、当時18歳だった男子高校生に殺害され、4日後に遺体となって発見された。警察署の遺体安置所での慟哭(どうこく)の再会、事件後に次々とかぶせられる精神・経済・健康面での数々の難題、失われた平穏な生活、仕事や兄姉の進路等、家族4人それぞれが、受け止めることができないくらいの甚大で理不尽な被害とその連鎖を体験した。寺輪さんは「いつ犯罪被害者やその遺族となるのか分からないという現実を共有し、一人でも多くの人が、あるいは行政や関係機関が、被害者支援の必要性・重要性について、自分や家族など身近なこととして考えていくことにつながるのであれば」と願い、犯罪被害者への支援を行政に働きかけ、講演活動にも注力している。
会場はKDDI維新ホール(山口市小郡令和1)で、聴講希望者は直接会場へ。入場無料。
犯罪や交通事故の被害者やその家族は、幸せで平穏な日々からある日突然、日常生活や将来の夢などを奪われることになる。そして、犯罪そのものによる直接的な被害に加え、精神的被害や経済的負担など、さまざまな困難に直面することも。この講演会は、被害者らの置かれている状況や、平穏な暮らしへの配慮の重要性などを、一人一人に深く理解してもらうことを目的に開催される。
5月から7月にかけて、被害者支援員養成講座
山口被害者支援センターは、被害者支援に関心ある人たちが、専門的ボランティア「被害者支援員」になれる養成講座(受講無料)も、5月から7月にかけて開催する。①入門講座(全3回)と②初級講座(全7回)があり、今回の公開講座は①の第1回も兼ねている。被害者支援員になるには、①②のうち8回以上の受講が求められる。講師は、警察・検察・裁判関係者、被害者遺族、弁護士、大学教員、同センタースタッフらが務める。開催日時は主に水曜日の午後。申し込み締め切りは、公開講座当日の10日だ。
申し込み・問い合わせは同センター(TEL083-976-5152)へ。