「休職」体験者が期間や休んだ理由を語る。仕事に疲れてしまったあなたへ
働くことにしんどさを感じ「休職」を考えたことはありませんか。
「みんなどれくらい休んでいるんだろう?」「復職は気まずくない?」などが気になるあなたに向けて、「りっすん」の記事の中から、休職の体験談をお届けします。
「休職してよかった」とは思えない。でも「休めてよかった」も嘘じゃない
▶休職しなければよかった? 「後悔」と「休んでよかった」の間を私は生きていく( https://www.e-aidem.com/ch/listen/entry/2023/05/24/103000 )
ハードワークをきっかけに体調を崩し、1年間休職した著者による体験談です。
休職に対しての後悔は正直あるという一方で、「休むべきだったし、休んでよかった」とも心から思っているそう。
今までと同じように働くことが困難になり、休息・休養が必要な状況が発生する可能性は誰にでもあるので、「持続可能なキャリアには休みは絶対に必要」だとつづっています。
また、復職か退職して転職か迷ったものの、「知っている場所の方がマシ」と判断し“残留”を決意したといった、キャリアにまつわるリアルな悩みもつづっています。
元モー娘。&テレ東アナ・紺野あさ美さんが選んだ「3カ月の休職」
▶元モー娘。紺野あさ美さんがアナウンサー時代に選んだ3カ月の休職。「あのときの私には“休み”が必要だった」( https://www.e-aidem.com/ch/listen/entry/2024/05/08/103000 )
現在4人の子どもを育てる“ママタレ”として活躍している紺野あさ美さん。モーニング娘。を卒業後、テレビ東京でアナウンサーとして働いているときに「3カ月の休職」を経験しました。
紺野さんいわく、休職を決めたときは「ちゃんと休めるのか不安」「長く休んでしまうかも」などと考えていたそうですが、「次の目標」を手放し、「とにかく何もしない日を過ごす」に専念したらしっかり休むことができ、想像よりも短い期間で復職できたといいます。
休職を経て「できない自分」や「今の自分にできること」を認められるようになるなど、変化も体感した上で、「ゆっくり自分を見つめ直す期間をとってみるのもひとつのいい選択」と語っています。
休職しても、その後の「復職が不安」というあなたへ
▶休職後の復職に不安や怖さを感じている方へ。精神科医・斎藤環さん「また休んではいけない、と思わないように」( https://www.e-aidem.com/ch/listen/entry/2024/07/31/103000 )
人間関係を原因とする「うつ病」や「ひきこもり」支援に長く携わってきた精神科医の斎藤環さんに、「復職への不安をやわらげるために必要なこと」を教えてもらいました。
「苦手な上司に対して気が重い」「周囲に何も言わず急に休んだので気まずい」「またキャパオーバーになりそうで怖い」など、復職時に抱きやすい不安の中から3つのケース別にアドバイスを提示しています。
あわせて斎藤さんは復職について「元に戻ること」ではなく「新しい要素を携えて再出発する」と捉えた方がよいと語っており、「また休職してはいけない」と思い込まないこと、まだ早ければもう一度休んでもいいことなどをアドバイスしています。
***
「もう働けないかもしれない」などの不安から、「休職」はなかなか選びづらい選択肢かもしれません。
しかし、必ずしもネガティブなことばかりではなく、変化のきっかけになったり、別の選択肢を知る転機となったりすることもあります。悩んだときは今回紹介した体験談を参考にしてみてください。
編集:はてな編集部