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厚切りジェイソン流「お金の稼ぎ方」#9 自分に自信が持てない人は…

ウレぴあ総研

70万部を超えるベストセラーとなった前作『ジェイソン流お金の増やし方』に続いて、11月20日、満を持して厚切りジェイソンの新しい書籍『ジェイソン流お金の稼ぎ方』が発売されました。

今回は、投資で増やす以前の「そもそも投資をするためのお金がない人はどうしたらよいのか」に対してこたえる内容になっています。

ジェイソンの経験に基づいて導き出された、お金を稼ぐ力をつける方法、つまり“稼ぎ方”のヒントがぎっしりつまった一冊になっています。

今回はその中から一部抜粋して、紹介したいと思います。

お金を稼ぐ方法:自分の価値を売り込むために交渉する

給与交渉は当然の権利

稼げるようになるため、「1. 論理的思考力」をつけ、「2. 実践力」を養ったところで、次はそれを「3.世の中で必要とされていること」に当て込み、「4. 独自性のあるスキルを把握する」ことができた。

これらを行ったことで、あなたの市場価値は以前と比べて上がったはずだ。そしてこの次に稼ぐために行わなくてはいけないのが、「交渉」になる。

きっと多くのみなさんが苦手意識を持っている部分だよね。

でも、みんなとても大事なことを忘れていると思うんだけど、給与交渉をするのは、労働者の当然の
権利だよ。

自分の市場価値が上がったのに、会社が提示してきた業務内容と給与額が、今の自分の価値に見合わないと思うなら、正直に「御社で働きたいけれど、この金額だと他の会社に行かざるを得ない」と伝えればいい。

稼ぎたいという思いがあるのであれば、自分のキャリアは自分でコントロールしないといけないよ。

日本はどうも自分のキャリアは会社が決めるものだと思っている節があるんだけど、キャリアも含めてあなたの人生なんだ。

自分が仕事でスキルアップをして稼げるポジションになるために会社を選ばなくちゃ。

自分のデータを日々確認するでも給与交渉をする際に、「僕はこれができます」とスキルを伝えるだけではまったく意味がない。必要なのは「自分のやったことがわかっているか」「自分にどんな価値があるか」を人に説明できることだ。

そのためには資格や経験、実績など、今の自分のスキルを証明するエビデンスを数字とともに作っておくことが必要。

僕はインターンをしていた時も、自分が1年間携わったことで音声認識率が92%だったのを94%に上げることに成功したのだけれど、そういうデータを学生の時から集めていました。もちろん今も自分のデータは常に把握しているよ。

具体的にいうと「Salesforce 」というプラットフォームをチェックして、自分が受注した商談がいくら貢献したかとか細かくみている。

僕が獲得したリードで受注につながり、いくら売り上げが上がったかなど、数字としてデータを出
せるようにしています。

この自分のデータがあるからこそ、交渉で自分の価値を伝えられるし、それを相手にも認めてもらえて、待遇が良くなるんだ。

給与は当然、自分の価値にみあった額になるから、今以上の金額を希望するなら、その分自分の価値を上げて数字(データ)を出せばいいんだけど、あくまで市場価値で決まるもの。

自分がどれだけ数字を上げていても、市場の中で見た時にあなたの価値がそれほど高くない場合だってある。

その場合は残念ながら断られてしまうけれど、まぁ断られたら、それは会社にとってその価値がなかったことになる。

サイクルに戻って自分の価値を会社も必要としている形で上げてみるか、今持っている価値を必要としている別の会社に持って交渉してみればいいかも。

謙遜していたら採用はされない

「言うだけタダ」なのに、どうして多くの人はお金のことを口にするのをためらうんだろう。あと「それほどでもないです〜」って謙遜するよね。

あのね、謙遜すると交渉の場合は立場が弱くなるだけ。自分ができることは自信を持ってはっきりと「できます」と伝えるべきだよ。

あと、面接の時に「●●はできますか?」と尋ねられた時に、できることなのに、あえて「結果はどうなるかわかりませんが、頑張ります」って謙遜しながら言う人もいるんだけど、これもなに? 「できます」だけでいいんだよ。

あなたが企業側の人間だった場合、どちらの返事をした人を採用する? はっきりと「できます」と答えた人をとるのは明らかだよね。

僕が想像するに、意識せずにこの謙遜を口にしてしまう人は自信がないんじゃないかな。自信を持てない人は成功体験を増やすことが大事だと思う。

将来のために子どもにも成功体験の積み重ねを

大人になると「成功を体験するのも難しい」と思うかもしれないけれど、これこそ僕が「漢字の書き取り練習をする」と決めて毎日やったことのような小さなことでいいんだよ。

でもね、僕はこの漢字の書き取りを15年毎日続けたんだ。毎日やることは漢字を10個書きとるという些細なことだけど、これをずっと続けられればスキルがつくのはもちろんだけれど、なによりも続けられたという自信がつくよね。

「今日も決めたことを1個クリアできた」という成功が積み重なれば、僕にはできる!という自信に繋がるんだ。

この成功体験は大人だけではなくて子どもにも大切なこと。

僕は子どもの教育、特に勉強に力を入れているように見えるかもしれないけれど、勉強よりも成功体験を積ませることを重要視している。

娘たちには、将来大学に必ず行ってほしいとも思っていない。自分が好きなことをみつけて、それを追求してほしいと願っている。

自分に自信が持てれば、どんな困難にも立ち向かっていけると思うから。

次女と三女はピアノを習っているのだけれど、毎日練習をすることを伝えている。

ほかに楽しいこともあるし、つい練習するのを忘れてしまうこともあるんだけど、僕は必ずチェックをして「やりましたか? やっていないなら今やってください」という。

そういうサポートをすることで、あなたはやり続ける力を持っているんだよと感じてもらうようにしている。

(ウェルなわたし/ウェルなわたし)

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