「クリアファイル」の探し物がなくなる“便利な活用術”→「折れててもOK」「今すぐマネします」
整理収納アドバイザーの三條凛花です。ものを捨てる前に新しい使い道を探すのが得意です。今回は溜まりがちな「クリアファイル」の活用法についてこっそりお伝えします。汚れてても、折れていても大丈夫なんですよ。
クリアファイルでつくる「定位置ラベル」
家族がものを定位置に戻してくれない。
帰宅後に財布を適当に置いたら、どこに置いたかわからなくなった。
作り置きするためにたくさんお皿を出したら、棚の戻す場所がわからなくなった……。
こうした日々の小さな手間は、ほんのわずかな時間かもしれません。でも、こうした“プチ迷子”が積み重なると、「なぜかいつも片づけている」状態になってしまいます。
もしあなたもこんな悩みをお持ちだったら、使い終わったクリアファイルを活用してみませんか？
クリアファイルをカットするだけで、戻す場所がひと目でわかるようになるんです。さっそく使い方をご紹介します。
クリアファイルの使い方
（１）戻し場所を示したいアイテムを、クリアファイルの上に置く。
（２）大きさ・形に合わせてざっくり線を引く。クリアファイルに書いた線を消したい人は「ホワイトボードマーカー」を使えばカットしたあとでもかんたんに消せます。
（３）線よりやや小さめを意識してカットする。
（４）戻す場所・定位置にしたい場所に、マスキングテープや輪にしたテープなどで貼りつける。
クリアファイルに「戻してほしいアイテム名」などを書くとよりわかりやすくなります。
今回は写真を見やすくするために色付きクリアファイルを使いましたが、透明のものだと目立ちにくく安心です。紙のラベルと違い、クリアファイルなら汚れてもサッと拭くだけでいいし、折れにくく丈夫です。それでも汚れがひどくなったら、低価格でかんたんに入手できるのもうれしいですよね。
わが家でもこのように、置き場所にクリアファイルを貼ってみたら……。
いつもさまざまな場所に置かれがちだったグッズの戻し場所を家族とも共有できました。
ほかにもこんな使い方ができる！
クリアファイルでつくったラベルは、こんな使い方ができますよ。
（１）デスクまわりのアイテムを整理できる
ペン、ハサミ、テープ、スマホスタンドや収納ケース……。せっかく定位置を決めても、家族が戻してくれない。こんなときにクリアファイルを使った下敷きラベルが大活躍。
（２）キッチンや食器棚の戻し場所がわかりやすい
お皿やコップをまとめて出した後、どこに戻すか迷ったことはありませんか？ 棚の底にカットしたクリアファイルを敷き、「大皿」「マグカップ」などメモを書いておけば、一目瞭然！
家族が迷わず片づけられると手伝ってもらいやすく、自分の負担も減るのでおすすめです。
（３）玄関のごちゃつきを防ぐ
つい適当に置きがちな 鍵・財布・イヤホン などの「毎日持ち出すグッズ」。そのまま棚やトレイに並べるのもいいけれど、クリアファイルをカットしてラベルのように敷いておけば、置き場所が明確になります。忙しくても迷わずに片づけられて便利です。
クリアファイルを使ったちょっとした工夫で、日々の探し物のストレスを減らしてみませんか？
三條 凛花／エッセイスト、整理収納アドバイザー
