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チバユウスケ追悼上映が決定 「ミッシェル・ガン・エレファント」のドキュメンタリー映画が公開

セブツー

ミュージシャンで、「ミッシェル・ガン・エレファント(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)」や「ザ・バースディ(The Birthday)」のメンバーとして日本の音楽界を牽引してきたチバユウスケが、11月26日に55歳で亡くなった。今年4月に食道がんと診断されたことを発表し、6月に広島や名古屋で開催予定だった「ザ・バースディ」のライブツアーを取りやめ、治療に専念するために休養に入っていたところであった。

チバユウスケは明治学院大学に在学中、「フィッシュマンズ(Fishmans)」の佐藤伸治と茂木欣一が所属していた音楽サークル「ソングライツ」内で「ミッシェル・ガン・エレファント」を結成し、インディーでの活動を経て1996年にシングル「世界の終わり」でメジャー・デビューを果たした。その後、「ミッシェル・ガン・エレファント」は、横浜アリーナでのオールスタンディングライブや「フジロックフェスティバル」で国内アーティストとして初のヘッドライナーを務めるなど、90年代のロックの最前線を駆け抜けた伝説のバンドへと成長を遂げた。

しかし、2003年10月11日に幕張メッセで4万人を動員したライブをもって「ミッシェル・ガン・エレファント」は解散、今回その幕張メッセでの解散ライブを中心にバンドの軌跡を描いたドキュメンタリー映画『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』が追悼上映される。

本作では、チバユウスケはもちろん「ミッシェル・ガン・エレファント」のギタリストで2009年に42歳の若さで急逝したアベフトシの雄姿も収められている。監督は「ミッシェル・ガン・エレファント」の「デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ」などミュージックビデオを手掛けた番場秀一が務めている。

『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』は、12月22日を皮切りに東京のテアトル新宿や大阪のシネ・リーブル梅田を始め、全国各地の映画館で上映される。日本のロックシーンに大きな影響を残したチバユウスケの雄姿と功績は、本作の中で永遠に刻まれている。

■『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』概要
監督:番場秀一
上映時間:119分
制作年:2009年
公開日:2009年12月19日
配給:日活

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