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群馬県に残るメタボリズム建築・館林市民センターの新たな活用に向け、カフェなど導入で記念イベント開催

タウンぐんま

 現存する数少ないメタボリズム建築である「館林市民センター」を、広く市民に利用してもらおうと11月23日、1階にカフェとギャラリーがオープンした。

存在感を放つメタボリズム建築

 メインとなる4本の柱に支えられた床が、四方に伸びようとするダイナミックな建物。同センターは、戦後の日本を代表する建築家・菊竹清訓(1928年~2011年)によって設計され、社会の成長に合わせて変容する建物を目指したメタボリズム建築だ。1963年の完成から1981年までは市庁舎として使われ、現在は公民館などに活用されている。

 この特徴ある建物をまちづくりに生かそうと、市民団体「東毛建築リサーチ研究所」が、2年前から同センターを会場に展示会や見学会を開催。昨年は県内外から700人以上が来場したという。また今年、モダン・ムーブメントに関わる建築の調査などを行うDOCOMOMO Japan(ドコモモ ジャパン)による「日本におけるモダン・ムーブメントの建築280選」にも選ばれた。

 こうした動きの中、館林市は官民連携で進めるトライアル・サウンディング事業を実施し、1階部分にカフェとギャラリーの入居が決定。カフェは太田市で営業する「FUIGO」が出店し、コーヒーやクラフトコーラ、ソフトクリームなどを提供する(月曜定休予定)。ギャラリーはガラス張りのケースに家具や彫刻などを展示し、開館時間内に自由に見てもらうスタイルだ。

FUIGO商品イメージ

25日、26日に記念イベント

 新事業を記念し、23日には式典や見学会が開かれた。25日、26日は東毛建築リサーチ研究所が中心となり、イベントを行う。両日とも菊竹清訓に関する展示会を開くほか、25日はマルシェの開催やキッチンカーの出店、写真ワークショップ、スカイランタン®のイベントを実施。26日は建築講演会を行う。申し込みが必要な催しもあるので館林市公式サイトの参照を。

 街中で存在感を放つ館林市民センター。イベントや新事業をきっかけに足を運び、新たな視点で建物を眺めてみては。

館林市民センター

【住所】館林市仲町14-1

【問い合わせ】館林市 都市計画課 0276-47-5150

【館林公式サイト記念イベント紹介ページ】https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/s063/kanko/010/20221018110911.html

〈記念イベント〉

【日時】11月25日(土曜)10:00~19:00、26日(日曜)10:00~17:00
※駐車場は館林税務署東側駐車場、市役所南面駐車場の利用を。25日15:00~19:00に交通規制あり。
【料金】入場無料

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