逗子小と米軍イケゴエレメンタリースクールの児童が親善交流〈逗子市・葉山町〉
逗子市立逗子小学校(杦山(すぎやま)英廷校長)の2年生約120人と、米軍池子住宅地区にあるイケゴエレメンタリースクール(フィスク・マリー校長)の2・3年生約70人が2月28日、逗子小で親善交流を行った。昨年10月のイケゴ小での交流会に続き、2度目の実施。
児童らは4グループに分かれて行動。体育館では日本語と英語で『ビンゴ』を歌ったほか、じゃんけんで負けた人が勝った人の後ろにつき、肩を持って列をつくっていく「貨物列車」をして親睦を深めた。教室では「おもちゃまつり」と題して、逗子小児童が割りばし鉄砲の射的や金魚釣りゲーム、迷路など、手作りのおもちゃでイケゴ小児童をもてなした。
杦山校長は今回の交流について「多様性と言われる時代に貴重な体験。英語学習や外国文化に対するモチベーションが高まってくれたらと思う」と期待を寄せた。フィスク校長は「日米文化の違いや、言葉の壁があるなか、お互いに気持ちを伝えようとするいい学びになった。教員も外の学校と初めて触れ合う貴重な経験だった」と交流の継続を希望した。
交流を終え、イケゴ小2年のオリビアさんは「新しい友だちと遊べて楽しかった」と笑顔を見せた。逗子小の三星日文さんは「おもちゃまつりの時、英語で話されて戸惑ったけど、景品をあげたら日本語で『ありがとう』と言ってくれてうれしかった」と語った。