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「“鼻割り箸”をやりたい!と相談した」「イニャキは良くも悪くもルフィ」ーー漫画から飛び出してきたルフィとゾロ、イニャキ・ゴドイさん&新田真剣佑さんがNetflixシリーズ『ONE PIECE』シーズン2の見どころを語る【インタビュー】

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

Netflixシリーズ実写版『ONE PIECE』シーズン2が、ついに3月10日(火)より配信スタート!

大反響だったシーズン1を経て、ついに物語は「偉大なる航路(グランドライン)」へ。ビビやチョッパーとの出会いを描きながら、壮大な『ONE PIECE』の世界観がさらなる広がりを見せていきます。

今回アニメイトタイムズでは、ルフィ役のイニャキ・ゴドイさんと、ゾロ役の新田真剣佑さんの2ショットインタビューを実施。

シーズン2の見どころはもちろん、前回からさらにパワーアップした演技やアクション、キャスト同士の関係性についてなど、貴重なお話をたっぷり伺いました。

お話される雰囲気や内容も、まさにルフィとゾロが漫画から飛び出してきたかのようなイニャキさんと新田さん。ふとした瞬間にも自然と役柄が重なって見えるその背景には、とことん誠実に役と向き合うお二人の姿がありました。

実写版麦わらの一味が醸す“本物感”の秘密が垣間見える貴重なお話はファン必見です!

※本記事にはネタバレが含まれます。未見の方はご注意ください。

【写真】実写『ONE PIECE』シーズン2 イニャキ・ゴドイ&新田真剣佑インタビュー

“鼻割り箸”をやりたい!と相談した

ーー今回ルフィの姿でもっとも印象的だったのが、ラブーンに向けて「ビンクスの酒」を歌い上げるオリジナルシーンでした。この曲はラブーンの思い出の曲であると同時に、『ONE PIECE』という作品においても重要な楽曲です。イニャキさんは、このシーンにどんな思いをこめたのでしょうか。

ルフィ役・イニャキ・ゴドイさん(以下、イニャキ):このシーンでは、ルフィの喜びと、ラブーンとの友情の芽生えを表現しました。

ルフィは、あの場でラブーンを救うには「ビンクスの酒」を歌うしかないと感じていたと思います。実際に歌ってみたらうまくいったので、満足感と同時に、どこかホッとした気持ちも生まれたと思います。そんな感情を意識して歌いました。

そしてもちろん、このシーンはルフィとラブーンの間に友情が生まれる瞬間でもあります。歌を通して気持ちが通じ合うのは、とても素敵なことだと思います。

ーーゾロの一番の見どころは、やはり“100人斬り”のシーンだと思います。なかでも、斬るたびにミホークの幻がチラつくような、原作にはないアレンジが印象的でした。

ゾロ役・新田真剣佑さん(以下、新田):ありましたね。

ーーゾロの感情の動きがよりリアルに伝わってくる演出だったと思います。新田さんは一連のアクション中、どんなことを意識されましたか。

新田:たしかに、アクションだけのシーンというのはキャラクターの感情がわかりにくい。幻のミホークですけど、あの掛け合いがあることで、ゾロが考えていることや戦いを通して成長していることがよくわかる、実写ならではのいいシーンだと思っています。

アクションに関しては僕が意識したというよりも、原作にはないこのシーンを入れてくれた脚本のおかげで、ゾロがどういう心境なのかをみんなにわかりやすく伝えるアクションができたと思っています。

ーーほかにもシーズン2では、原作ファンの心をくすぐる仕掛けが多いですよね。たとえばルフィの十八番宴会芸、“鼻割り箸”とか。

イニャキ:原作でルフィの“鼻割り箸”を見て、すごく面白かったので、自分もやってみたいと思ったんです。「実写版でも“鼻割り箸”をやりたい!」と僕からショーランナーに相談しました。

それから、ショーランナーを説得するために自分のアパートに寿司をデリバリーして、ついてきた箸を鼻に入れてみました。「本当にできるぞ!」という証拠にその写真を送ったら、実際に撮影で“鼻割り箸”をやらせてもらえることになったんです! もちろんケガをしないよう、安全に注意を払って撮影に臨みました。

“鼻割り箸”は日本のコメディシーンでも広く知られている芸ということで、日本のファンのみなさんに喜んでいただけたら嬉しいです。

ーーゾロがチョッパーを肩に乗せるシーンも、ファンがとても喜ぶ描写だと思います。漫画やアニメでも、ゾロはときどきチョッパーを肩に乗せますよね。新田さんは、どんな思いで撮影されましたか?

新田:普段やっている作品の撮影とは気持ちがまったく違って。原作があって、しかもこれほどまでに世界中で愛されている『ONE PIECE』の名シーンを撮影するときって、僕も仲間たちもみんな本当にワクワクするんです。

とくにこのシーンでは「チョッパーを肩に乗せられる人なんて、この世で僕だけかもしれない」という喜びを感じましたし、『ONE PIECE』の一ファンとしても忘れられない宝物になりました。

完成したシーンはまだ観ていないんですけど、撮影したあの瞬間は、今でもはっきりと覚えています。

「ここ観たいな」と思うシーンが多く入っていると思います

ーーオリジナルシーンやオマージュ、意外なキャラクターの登場など、実写ならではの魅力がたっぷりのシーズン2。これから視聴するファンに向けて、「ここが熱い」と思うポイントを教えてください。

イニャキ:『ONE PIECE』の世界には、たくさんの物語やキャラクターが存在しています。原作のストーリーも進み、物語の全体像がだいぶ見えるようになってきました。シーズン2は、そんな原作の要素をしっかり取り込んで構築されています。

シーズン1でもいろんな小ネタが散りばめられていましたが、シーズン2では面白いキャラクターや、原作ファンが喜ぶ仕掛けがさらにたくさん登場するのが熱いポイントです。原作にはない要素も加えられていますが、どれも物語を邪魔せず、むしろ実写の世界観をより豊かにするエッセンスになっています。

新田:シーズン2には、自分も含むファンのみなさんが「ここ観たいな」と思うシーンが多く入っていると思います。

なので「すべて」と言いたいところですが、ゾロのシーンで絶対に観てほしいのは、彼がローグタウンで新しい刀を手に入れる場面とか、ドラム島で寒いのに寒くなさそうな場面とか(笑)。それぞれのシーンが、原作とはちょっと違う場所で展開されていたりするのもポイントです。

でも、イニャキも言ったように、オリジナルとは違う場面でも『ONE PIECE』の世界だと納得してもらえるような撮り方をしています。「ここ、本当は地上だったのに船の上なんだ」とか、そういう楽しみ方ができる実写化になっていると思います。

イニャキさんは「良くも悪くもルフィ」

ーーイニャキさんと新田さん、お互いの印象や関係についてもくわしく教えてください。

イニャキ:18歳で出会ってから長い間一緒にいます。トレーニングに関してもスタントに関しても、プロフェッショナルな彼からあらゆる刺激を彼にもらっています。

シーズン2の撮影中には、一緒にボードゲームや……

新田:釣りもしたね。

イニャキ:彼は本当にいいヤツで、素晴らしい人です。

新田:褒めすぎだよ(笑)。イニャキは尾田さん(尾田栄一郎氏)もびっくりするぐらいで、絶対イニャキ以外にルフィはできない。良くも悪くもルフィなんです。

ーー良くも悪くも(笑)。

新田:だけど、ルフィにさらに近づこうとイニャキなりに努力している姿を見ていると、この役に命をかけているんだなと感じます。

ーーそんなイニャキさんと新田さんの関係性は、ルフィとゾロの関係性に似ているのでしょうか。ファンも気になっているところだと思うので、お二人が普段どんなコミュニケーションをとっているのか教えてください。

新田:現実の僕たちも、漫画と同じ感じだよね。例えばイニャキがルフィみたいに「あそこ行こうぜー!」って騒いでるうしろで、僕はこうやって(腕を組みながら)見てる……みたいなことが、本当によくあります(笑)。それか、僕がゾロみたいに寝てるか。

ーー(笑)。

新田:まさにルフィとゾロが漫画から飛び出してきたんじゃないかってぐらい、我ながら似ていると思う瞬間は多いです。

ーー最後に、ルフィ・ゾロを演じるにあたってシーズン2で新たに挑戦したこと、前回よりもパワーアップしたと思うことを教えてください。

新田:僕はシーズン2のために、新たな日本のアクションチームを撮影に連れて行きました。だから、ゾロはさらにレベルアップしたアクションを魅せてくれるはずです。

シーズン1のゾロのアクションは準備運動みたいなものでしたが、シーズン2ではゾロの実力がわかるアクションが見られると思います。

イニャキ:僕は、漫画で描かれているルフィの個性やユニークさを、実写にも持ち込みたいと思っていました。

どう表現すべきか考えるなかで、ルフィという人物は必ずしも共感できるキャラクターでも、簡単に理解できるキャラクターでもないと気づいたんです。彼は周りの人に影響を与えて、みんなを奮い立たせる存在ですが、実際には誰も彼のようにはなれません。

そう気づいたシーズン2では、役者としてもっと思い切って、大胆にルフィを演じられるようになりました。漫画の中に生きているルフィの特別な魅力やエネルギーをリアルに表現しようと強く意識しました。

[インタビュー/まりも 編集/小川いなり]

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