【富山駅近グルメ】薬店が手掛ける野菜たっぷりヘルシーランチ【丹霞堂】健康志向でもボリューム満点
“くすりの富山”として知られる富山県。
江戸時代に評判となり、以来、売薬さんが全国各地に出向いて配置薬を広めたことから現在でも薬業やその関連産業が盛んとなっています。
その富山の中心部・富山駅のすぐ近くで、薬の販売店とカフェが併設された、ちょっと変わったスタイルで営業している店があります。
店の名は、「丹霞堂(たんかどう)」。
薬草の産地、中国の「丹霞山」に由来した名前で、入り口横にも大きな「薬」の店頭幕が掲げられています。
1階は、薬局。
店を運営するテイカ製薬の製品をはじめ、富山で製造されたものを中心に50~60種類の薬を販売しています。昔ながらの置き薬や和漢薬など、中には懐かしいパッケージも。都心の大規模なドラッグストアでは目にしない薬などもあり、富山土産として買っていく人も少なくないんだとか。
そして、階段をあがった2階にあるのが、カフェスペース。
築70年ほど経った建物を改装した店内は、立派な梁が白壁に映える和テイストの落ち着いた空間。間接照明のやわらかな光が店内を照らします。
窓際はカウンター席になっていて、おひとり様でも気兼ねなく過ごせます。
1日20食限定! たっぷり野菜と雑穀米おむすび
ヘルシーだけどボリューム満点なランチプレート
1番人気は「雑穀米おむすびヘルシープレート」。
1日20食のみの限定メニューで、雑穀米のおむすび2つに野菜たっぷりの小鉢が9つも。たっぷり盛られたサラダはプレートからはみ出してしまうほどボリュームたっぷりです。
食材は県内で採れたものを使うようにしていて、野菜は富山市八尾地域の契約農家から取り寄せています。20種類以上の品目を使い手間暇をかけて作られたおかずは、常時4人いるという調理スタッフが他の人と被らないように日替わりで各々調理しているそう。そのため、レパートリーは日に日に増えているらしく、なかなか家庭で真似をしようと思ってもできない贅沢さです。
「その日だけでも普段食べられないものを食べて、調子よく過ごしてほしい」という店の想いが込められています。
店の料理には塩を一切使用していません。
富山県産の米と雑穀を混ぜたおむすびも、素朴なうまみや香り、海苔の風味をかみしめることができます。
本格的な薬膳料理を味わえるのも、薬店併設のカフェならでは。
“体にやさしい健康志向のごはん”となるとボリュームも少なそうなイメージがありますが、丹霞堂では「おなかいっぱいで食事を楽しい時間にしてほしい」という想いからどのメニューもボリュームは多め。それどころか、どんどん盛り付ける量が増えている、なんて噂も。
そのため、健康志向のカフェを敬遠しがちな男性客の姿も多く、男性4割、女性6割ぐらいの比率なんだとか。
テイクアウトでも料理のボリュームは変わりません。
3人前の惣菜セットは、なんと重さ2kgを超えることもあるんだそう。
忙しい毎日のランチだからこそ、栄養もおいしさもボリュームも3拍子揃った丹霞堂のメニューは重宝しそうです。
店舗情報
【丹霞堂】
住 所 富山県富山市桜町2丁目2-11
営 業 10:00~18:00(L.O. 16:30)
ランチタイム 11:00~
カフェタイム 14:00~
定休日 日曜
記事編集:nan-nan編集部