もやし炒めはカロリーが低い?気になるダイエットへの効果も
もやし炒めのカロリーと糖質
もやし炒め1人前のカロリーは76kcal、糖質は1.8gです。もやし自体のカロリーが低いため、炒め物にしてもカロリー・糖質ともに高くはありません。
ただ、炒める際に使用する油は脂質もカロリーも高いので、使い過ぎには注意が必要です。
ほかの炒め物と比べると
1人前あたりでほかの炒め物と比べると、もやし炒めはカロリー・糖質量がもっとも低い結果に。一方でカロリーがもっとも高いのは、豚ニラ炒めです。
炒め物は炒める際に使用する油のほかに、味付けや一緒に炒める具材でカロリーに差がでます。
ほかのもやし料理と比べると
1人前あたりでほかのもやし料理と比べると、もやし炒めのカロリーはもやしのおひたしより高く、豆もやしナムルよりも低いです。同量で比較した場合は、もやし炒めがもっとも高カロリー。おひたしは油を使用せず、ゆでる調理方法で作る料理なので、カロリーを抑えることが可能です。
とはいうものの、もやし自体のカロリーは低く、調理方法の異なる3品すべてカロリー・糖質はそれほど高くありません。
もやし炒めにはダイエット効果がある?
もやしには食物繊維が豊富に含まれており、ダイエット中におすすめの食材です。食物繊維は腸内に溜まった老廃物を体外へ排出するはたらきをもつほか、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる役割があります。
ほかに肌をきれいに保つ作用があるビタミンCや、エネルギーの産生に関わるビタミンB群も含まれており、ダイエット中の女性に嬉しい栄養素が豊富です。(※6)
ダイエット中にもやし炒めを作るときのポイント
ポイント
油を使い過ぎない
調味料の塩分量に注意する
ほかの食材と組み合わせて食べる
油を使い過ぎない
1gあたりのカロリーが高い脂質は、ダイエット中の摂取量に気をつけたい栄養素のひとつ。もやしを炒めるときに使用するサラダ油や、味付けの際に加えるごま油などは使い過ぎないように意識することが大切です。
目分量ではなく、使用量を量ってから入れるよう工夫してみましょう。(※7)調味料の塩分量に注意する
もやし炒めを作る際は、塩分の多い調味料の使い過ぎに気をつけましょう。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人女性の塩分の目標摂取量は、一日6.5g未満とされています。塩分を摂り過ぎると、さまざまな病気のリスクを高めることにつながってしまいます。
ただ単にもやし炒めの塩分を減らすだけでは、食事の満足度が下がってしまうおそれがあるので、酢やレモンなどの酸味、スパイスや唐辛子などの辛味を活用してみるのがおすすめです。(※89)ほかの食材と組み合わせて食べる
農林水産省が推奨する食事バランスガイドでは、「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」をバランス良く食べることが推奨されています。
もやし炒めは、ビタミンやミネラル、食物繊維を摂れる副菜にあたります。補いきれない栄養素であるたんぱく質を摂れる、肉・卵・魚なども意識して組み合わせて食べてみましょう。(※10)
もやし炒めのカロリーを知り、おいしく取り入れよう!
もやし炒めはカロリーや糖質量が低く、ダイエット中にもおすすめの料理です。食物繊維やビタミン類も豊富で、美容に嬉しい栄養素が含まれています。調理の際には油や塩分を使い過ぎないよう意識するほか、ほかの食材と組み合わせながら楽しんでみてくださいね。
【参考文献】
(2024/05/22参照)
ライター:さかたそのか(管理栄養士/食生活アドバイザー/フードライター)