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松雪泰子、坂東龍汰、岩松了らがおくる濃密な人間ドラマ M&Oplaysプロデュース『危険なワルツ』が開幕

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M&Oplaysプロデュース『危険なワルツ』(左から)坂東龍汰、松雪泰子

2026年3月6日(金)新国立劇場小劇場にて、M&Oplays×岩松了の新作公演『危険なワルツ』が開幕し、舞台写真とコメントが公開された。

本作は、『クランク・イン!』(2022年、眞島秀和主演)、『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』(23年、黒島結菜主演)、『峠の我が家』(24年、仲野太賀主演)など、次々と話題作を発表、高い評価を得てきた、M&Oplaysと岩松了が定期的に行っている人気プロデュース公演で、『私を探さないで』(25年)に続く最新作。

(左から)坂東龍汰、松雪泰子、但馬智          撮影:宮川舞子

坂東龍汰          撮影:宮川舞子

かつて若い頃、犯罪まがいの行為を繰り返して世間からドロップアウトした夫婦が、心機一転新しい仕事を始めるにあたって若い男を引き入れてやり直そうとするが、この若い男がまた、ひと癖もふた癖もある男で———。
3者3様のエゴがぶつかり合い、また妻と男の関係が次第に接近してゆく様を目の当たりにした初老の男の嫉妬心が招く歪んだ3人の関係を描きながら、人間が持つ深く不条理な闇を暴いてゆく物語だ。

(左から)松雪泰子、岩松了          撮影:宮川舞子

(左から)松雪泰子、坂東龍汰          撮影:宮川舞子

主演・吟子役には松雪泰子。確かな演技力で数々の話題作に出演し続ける松雪が、美しくもミステリアスな吟子を演じる。言葉巧みに吟子に近づいてゆく一寿役には坂東龍汰。夫婦の近所に住む友達溝口役には、谷川昭一朗。またオーディションを勝ち抜き出演が決定した、中村加弥乃と但馬智の2名が物語に新たな息吹を吹き込む。そして岩松自身も嫉妬深い吟子の夫、龍臣として出演する。

松雪泰子          撮影:宮川舞子

(左から)中村加弥乃、谷川昭一朗          撮影:宮川舞子

異彩を放つキャスト陣が、狂気と美学の化学反応で描き出すかつてない濃度の人間模様に期待しよう。本公演は、22日(日)新国立劇場小劇場にて上演。東京公演後は、大阪、富山、宮城と全国へ巡演する。

【あらすじ】
龍臣(岩松了)と吟子(松雪泰子)、夫婦が暮らす家は、かつて駅舎として使われていた場所。家の裏には線路が通っていて、時折ここには停まらない電車が通る。この夫婦はふもとの町でスーパーを営んでいて、かつての悪友仲間、溝口(谷川昭一朗)に店を任せている。溝口には一人娘のリサ(中村加弥乃)がいて、二人は度々この家を訪ねてくる。
すでに男と言うには歳が行き過ぎてるように見える龍臣に対して、吟子はまだまだ女盛りと言えたし色気も充分で近所も認める「いい女」だった。
この家に、電気工事でやって来た若い男・一寿(坂東龍汰)。工事の間に、一寿と吟子はどちらからともなく距離を詰めていった。
一寿は勤め先の社長の娘・遥(但馬智)とは破局を迎えていて、彼女と暮らしていた部屋を追い出される。行き場のない一寿に、夫婦の家に住むよう勧める龍臣。
こうして、夫婦と一寿、危うい3人の暮らしが始まる。
吟子と一寿との仲を疑う龍臣
一寿との新生活に希望を見出そうとする吟子
吟子の気持ちに応えようとしながらも迷う一寿
3人の奇妙な共同生活に溝口が絡み、事態は思いもよらぬ方向へ転がり始める———。
岩松了(作・演出・出演) コメント

若い頃『ボニーとクライド』をきどって悪さのかぎりを尽くした吟子と、その、相方だった龍臣夫婦の住処にひょんなことで出入りするようになった一寿。
この夫婦と若い男の出会いをきっかけにドラマが始まります。

ドラマが展開するのは吟子夫婦の住居の中庭で、そこは一見、電車を待つ駅のホームのようにも見えます。その場所は、そこから誰かが旅立とうとしている場所にも思える——その空気もまた、このドラマを支える要素の一つになっているのかもしれません。

劇中、出会うはずのない人と人との出会いが、ありえない状況を招くのですが、
それはただの偶然なのか?はたまた登場人物の中の誰かの策略なのか——。
絡み合う関係の答え合わせを、是非お芝居を観た後に語り合ってもらいたい、そんな風に思います。

松雪泰子(吟子役) コメント

本日、『危険なワルツ』の幕が上がります。
静かな言葉の奥に潜む感情の襞、その危うさと純粋性を信じて舞台に立ちます。岩松了さんの描く、成熟しきれない人間の揺らぎと欲望を、過度に飾らず誠実に立ち上げたいと思います。劇場という濃密な時間を、どうぞ共に味わってください。

坂東龍汰(澤田一寿役) コメント

稽古期間を通して丁寧に積み重ねてきた時間を、ようやく皆さまにお届けできる日が近づいてきました。
それぞれが抱える危うさや欲望が交錯し、善悪の境界が揺らいでいく過程を、ぜひ劇場で体感していただきたいです。
悪人たちの泥沼の先に何が立ち上がるのか、その行方を見届けていただけたら幸いです。

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