ヤエン釣り入門&ステップアップしたいなら秋が断然オススメなワケ
釣り方がかなり独特な「ヤエン釣り」。その特得な釣趣ゆえ、入門ハードルが高めなのも事実。でも、実は秋なら入門しやすいんです。その理由を説明します。
ヤエン釣り入門のチャンス
ヤエン釣りは、後から掛け針(ヤエン)入れるなど少し特殊な釣りで、皆さんなんか難しそうだしよく分からないなんていうイメージがあると思います。なかなか一人では、始められないなぁと思っている方もいるのではないでしょうか?
道具等は、調べれば分かりますが、「アジを投げてどれ位待つの?」「いつヤエン入れるの?」「ヤエンはイカ迄届いたの?」などなど疑問が沢山あるでしょう。これらは場数を熟さないと、なかなか感覚が掴めません。
しかし、秋はアタリが沢山出るため、これらを体得する大チャンスになります。春は釣れれば大きいですが数を熟せないため、練習するには不向きかもしれません。
たくさんのアタリで経験値を稼ぐ
とにかくアタリを沢山出して慣れる事が一番重要になります。なぜなら、見てるだけなら簡単に見えるヤエンもいざやってみると意外と『感覚的な事』が難しいと思うからです。
・アジはいつまで、元気なの?交換の目安は?
・イカが抱いたアタリの種類は?抑え込み?
・イカが引き返さなくなるまでの時間は?
(アジ、イカ大きさによってどの程度異なる)
・寄せてくる距離は?45度?
・ヤエン入れるタイミングは?何分待つの?
・ヤエンがイカに届いたの?
・アワセは?
等、様々な事を感じながら、イカとやり取りします。これは、場数を得て体得するしか方法はありません。一見、難しそうに感じる上記の事も、秋は毎釣行10回
もしくはそれ以上アタリを出すことが可能な為、1シーズン通えば(5回程)釣れる感覚を掴める様になると思います。
たくさん失敗できる
1日何度もアタリがあるので、何度失敗してもその日のうちに修正が出来、答え合わせが出来ます。
『アジの食べられ具合がこうだったから、まだ早かったな』とか
『少し強引に引っ張り過ぎたから、離してしまったな』とか
『角度がなくヤエンはイカの下にうまく潜り込んでいなかったな』とか
修正、答え合わせが簡単に出来、失敗した時も、上手くいった場合も経験をどんどんデータに蓄積できます。
追い抱きしてくれる
特に良い点が 秋は一度アジを離したイカが再度抱いてくる率が高いという事です。これこそ、アジの食べられ進捗、イカと距離感等、後から確認できる為、なぜ失敗したのかが分析しやすいです。
追い抱きさせるコツとしては、ヤエン入れる前ならそのまま放置、ヤエン投入後でしたら素早く回収して、ヤエンを外し再度その付近に投入し、反応がなければ少し引っ張ってくるとよいです。イカは自分が抱いたエサに執着しやすいです。
秋はアジを釣りやすい
やはりヤエン釣りを続けるにあたり コスパが大事になってきます。初期投資以外にランニングコストとして、お金が掛かるのが、エサアジです。買うと10匹 2000~3000円してしまいコストも掛かりますし、10匹では実際足りません。じゃあ 20匹買うと……。
しかし、秋はアジが釣りやすく、20〜30匹釣る事は容易です。サビキ仕掛けとアミエビ1/16カット2つで800円位。2回分は使えますので、1回あたり400円と、かなり低コストでヤエン釣りを続ける事ができます。これも、場数を熟すのに大事なことになってきます。
ヤエン釣りを始めてみよう
アジも安く確保できコスパもよく、アタリも毎回沢山期待でき、成功も失敗も沢山経験ができ、この場数を踏んだ数こそが、上手くなる秘訣になります。ネットの情報では、伝わらない経験値の蓄積が秋にはあります。ひと秋(5回程)通ってください。その後は、毎釣行ヤエンでイカが釣れるようになっていると思います。
<海無県民masaya/TSURINEWSライター>