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『ミステリと言う勿れ』永山瑛太の“憎しみの目”を引き出した北村匠海の狂気

ドワンゴジェイピー

『ミステリと言う勿れ』永山瑛太の“憎しみの目”を引き出した北村匠海の狂気

菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』(フジ系、毎週月曜よる9時~)。第11話は菅田演じる整が、ほとんど出てこず、犬堂愛珠(白石麻衣)らが殺された生き埋め連続殺人が解決したその後が描かれた。


※以下第11話ネタバレあり

今回は愛珠の兄・犬堂我路を演じる永山瑛太と、優し気な雰囲気から殺人鬼へ豹変する辻浩増を演じる北村匠海の演技が印象的だった。

通り魔連続殺人事件が起こり、3人目の被害者の傷口から22年前に羽喰玄斗に殺された17件目の被害者・辻十岐子の血液が検出された。その頃、我路は愛珠が生前、カウンセラーの提案により裏カジノで働いていたと知る。風呂光聖子(伊藤沙莉)に裏カジノについてタレコミをするが、その理由について「あいつらが気に食わなかったから。愛珠をあんなところで働かせるなんて許せない」と語る我路。クールだが怒りを秘めた表情からは兄弟愛を感じさせる。

さらに、風呂光から整を連想してつい笑顔になるところはかわいらしく、ギャップがすごい。そのころ、整は我路から得た情報で、見逃した印象派展を大阪まで見に行こうとしていた。「我路くん元気かなあ」と考えたりしていて、整と我路の見えない絆が感じられて微笑ましい。

我路は愛珠の部屋に残されたからくり箱を開けてもらおうと、寄木細工ミュージアムを訪れる。愛珠と交流があった学芸員の辻浩増は、愛珠が死んだことを悲しみ、その様子を見た我路たちは一緒にしんみりしてしまうのだが、控えめで繊細に見える辻がまさか殺人鬼だとは思ってもいないし、怪しさもない。辻の「あんなおかしな奴に殺されるなんて、あんな訳の分からない奴に。悔しいです」との言葉は、心から悲しんでいるようにしか見えないが、実は別の意味があったと思うと北村の見事な欺き方に脱帽してしまう。


そして、裏カジノや愛珠の情報を我路に教えてくれた女性が通り魔殺人4人目の犠牲者になったことをニュースで知った我路。犠牲者の近くに血で書かれた「羽喰十斗」という署名に反応し、愛珠のハガキに書いてあった「ジュート」ではないかと気づいたときの見開いた目は、憎しみが表現されていた。



愛珠の話でしんみりしたときや、整のことを思い出したときは目を細めて、怒りや憎しみは目に力が入る。目で感情を表現した瑛太の目の演技のバリエーションに驚かされる。


辻はここから狂気を少しずつ見せ始める。


通り魔連続殺人の4人目の被害者の携帯に我路の指紋が残っていたため、我路は容疑者に。風呂光と猫田十朱(松本若菜)は、我路の情報を得るために通報してきた辻の元を訪れる。猫田の名刺を見つめた辻は「良い名前ですね。とてもいいバランスです」と言った後の目が怖い。猫田に「ちょっと思い出したことがあって」と連絡する姿は全身から静かな狂気を感じさせた。

辻は連続殺人鬼の羽喰十斗で、名前に「十」が入っている人物をターゲットにしていた。猫田が狙われていると風呂光は気付くが連絡が取れず、猫田が辻に襲われてしまう。冷酷な目の辻が躊躇なく猫田のお腹をナイフで刺し、さらにナイフを持った手の手首をひねることで内臓をさらに傷つけようとする姿はゾっとした。


自分が羽喰玄斗の息子だという告白を信じない猫田に、「警察は何もわかってない。何度も何度も伝えたのに!」と激高しつつも急に冷静さを取り戻したりと感情の波が激しい場面でもどこか余裕を感じるところは恐怖を増長させる。


辻は猫田に手錠をかけられて冷静さを失い、猫田にとどめを刺そうとするが、そこに我路が現れる。辻がジュートだと気付いた我路は詰め寄る。

殺人を平気で行う辻を、鋭い目力で圧倒した我路。


軽やかに連続殺人鬼を演じる北村と、クールな表情に隠された怒りや憎しみを体現した永山。どちらも役者としてのすごみを感じた。

一方、大阪で印象派展を楽しんで笑顔で歩いていた整は、記念のチケットを川に落としてしまって、落ち込んでしまうという展開は、不吉な感じもするがどこか笑える。

今回はほぼ登場しなかったが、次はいよいよ最終回。整がここからどう事件にかかわっていくのか、楽しみにしたい。


最終話あらすじ

美術展を見終わった久能整(菅田将暉)は東京へ帰る新幹線に乗車。弁当を食べようとした時、隣席に美樹谷紘子(関めぐみ)が座った。何となく気恥ずかしい整は、早々に弁当を食べて寝てしまう。


うたた寝から目覚めた整がふと隣席を見ると紘子が手紙を読んでいた。便箋を見た整は思わず“な、ご、や、に、は、く、る、な”と口にする。驚く紘子に整は謝罪。だが、手紙にそんなことは書いていないので、紘子には意味がわからない。整は文章ではなく、イラストの頭文字を並び替えたのだと教える。すると、紘子は他の手紙も整に見せた。

紘子は整に手紙は父からのものだと話す。両親を幼い頃に亡くした紘子は、亡き母の親友が引き取って育ててくれた。しかし、最近になり紘子は育ててくれた母のクローゼットに古い手紙が隠してあるのを見つける。それが、今読んでいた手紙で父が今の母に宛てたもの。今の母から両親は亡くなったと聞いていたが、父の手紙は紘子を返して欲しいと訴えていた。手紙に書いてあった住所に、紘子が手紙を出してみると返事が来た。結婚を控えた紘子は、父にバージンロードを一緒に歩いて欲しいと頼むため、そこに向かうところだと言う。                     


しかし、手紙のイラストは解くほどに危ういメッセージが連なる。そんな二人の様子を見ながら徐々に席を移り近づいて来る人物がいた。ついに後ろの席まで来た時、整が声をかける。それはサキ(高畑淳子)という女性だった。


その頃、犬堂我路(永山瑛太)たちは風呂光聖子(伊藤沙莉)らを助け、辻浩増(北村匠海)から愛珠(白石麻衣)の死の真相を聞いていた。だが、そこには新たな謎が…。


『ミステリと言う勿れ』

毎週月曜よる9時放送

© 田村由美/小学館

© フジテレビジョン



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