【船橋市】身内の高齢者が行方不明になったら 「SOSネットワーク」を活用しよう
警察庁調べによると、2024年の認知症やその疑いのある行方不明者は1万8121人(前年比918人減)。発見時に死亡が確認されたのは491人。このうち約8割の382人が自宅から比較的近い所で発見されたそうです。
警察へ早めの「行方不明者届」が鍵
警察庁調べによると、2024年の認知症やその疑いのある行方不明者は1万8121人(前年比918人減)。
発見時に死亡が確認されたのは491人。
このうち約8割の382人が自宅から比較的近い所で発見されたそうです。
船橋市は警察署、自治会、民生委員などの協力、連携で、行方不明となった認知症高齢者などによる事故を未然に防ぐ「SOSネットワーク」を構築しています。
「万が一、身内の高齢者が行方不明になったら早めに警察署に『行方不明者届』を出すことが重要です」と市担当者。
警察から市役所に、市役所から交通機関、郵便局、ガソリンスタンドなどの協力機関にファクスで連絡が入り、早期発見につなげるのだそうです。
GPSや紛失防止タグも有力な機器
警察庁のデータでは、死亡者が発見されたのは河川や河川敷が115人と最も多く、用水路や側溝が79人と、水に関連する場所が約半数近くを占めています。
夏場は脱水症状になりやすく、水を求めて水辺に向かう人が増えているようです。
位置情報を取得できる全地球測位システム(GPS)や紛失防止タグを高齢者に持たせて、早期救済につながったケースも111件ありました。
離れた場所でも有効な機器を使って身近な高齢者を守るよう、家族間で話し合うことも大切だと感じました。
(取材・執筆/マット)
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