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佐藤輝明は阪神9人目の新人王なるか?岡田彰布以来の地元出身大砲候補

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阪神・矢野燿大監督ⒸSPAIA

近大で14本塁打の新記録樹立したスラッガー

阪神が久々に大物新人を獲得した。2020年ドラフトで4球団競合した近畿大のスラッガー・佐藤輝明だ。近大の先輩、二岡智宏(現巨人三軍監督)の関西学生リーグ記録を塗り替える14本塁打をマークしたパンチ力は、左打者には不利とされる甲子園特有の浜風を切り裂く期待を抱かせる。

2020年はセ・リーグが森下暢仁(広島)、パ・リーグが平良海馬(西武)が受賞した新人王も十分に狙える逸材だろう。実は阪神で新人王に輝いたのはセ・リーグ最少の8人。最も多い巨人の半分以下だ。


佐藤はサードが本職だが、矢野燿大監督は外野で起用する方針で、近大の先輩にあたる糸井嘉男や2017年に20本塁打を放った中谷将大、助っ人外国人らとのポジション争いを勝ち抜く必要がある。

それでも矢野監督が「40(本塁打)-40(盗塁)を狙ってほしい」と高く評価する素質が開花すれば、球団史に残る大型スラッガーに大成する可能性を秘めている。

岡田彰布元監督と共通点多い佐藤輝明

阪神で初めて新人王に輝いたのは西村一孔。1955年、ルーキーながら開幕投手を務め、22勝17敗、302奪三振をマークした。

過去67人のセ・リーグ新人王のうち、約60%にあたる40人が投手だが、阪神の歴代新人王で投手は8人中3人のみ。西村のほか、1994年に9勝を挙げた藪恵市、2007年に8勝の上園啓史となっている。


佐藤と共通点が多いのが、後に監督も務めた岡田彰布だ。

岡田は大阪・北陽高出身で、佐藤も甲子園にも程近い兵庫・仁川学院高から近大に進んだ地元出身。早稲田大時代に東京六大学リーグで20本塁打を放ってドラフトで6球団競合した岡田に対し、佐藤も14本塁打で4球団競合。岡田は大学時代のサードからプロ入り後にセカンドにコンバートされた点も、サードではなく外野起用が濃厚な佐藤とダブる。

1980年のルーキーイヤー、岡田は108試合に出場して打率.290、18本塁打、54打点をマーク。見事、新人王に輝いた。1985年には打率.342、35本塁打、101打点で優勝に貢献するなど、掛布雅之、ランディ・バースらとともに第2次ダイナマイト打線の中軸を担った。

通算247本塁打は、349本の掛布、320本の田淵幸一、277本の真弓明信に次いで球団史上4位。佐藤がプロ入り後も岡田と同じように大成し、昨季28本塁打の大山悠輔と3、4番を打つようになればチームの未来は明るい。

田淵幸一は22本塁打で新人王

阪神の歴代新人王には、先述の田淵も名を連ねている。「法政三羽ガラス」と呼ばれ、巨人を熱望しながら阪神からドラフト指名を受けて入団。1年目の1969年にいきなり22本塁打を放って新人王に輝いた。

1975年には13年連続本塁打王を継続中だった王貞治とのタイトル争いを制して、43本塁打で初のホームランキング。阪神で320本、移籍した西武時代も含めて通算474本塁打をマークし、打球の描く放物線が美しいことから「ホームランアーチスト」と称された。

1992年には久慈照嘉(現内野守備走塁コーチ)も受賞。ショートの守備が高く評価され、オールスターにも出場した。

2001年には盗塁王にも輝いた赤星憲広、2016年には134試合に出場した高山俊も新人王に輝いている。

佐藤は阪神歴代9人目となるか。2021年シーズンの活躍が楽しみだ。

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記事:SPAIA編集部

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