業務スーパーに売ってた「ベジタリアンステーキ」を食べてみたら → 予想をはるかに超えて○○…ッ!
「プラントベースフード」(植物性食品)系の商品がどんどん増えている気がする。SDGsやらインバウンドやら、多方面からの需要に応えてのことだろう。
業務スーパーもその例外ではないようで、先日たまたま「ベジタリアンステーキ」なる商品が並べられているのを見つけてしまった。
ベジタリアンステーキってなんだよ……というわけで、試してみることにした。
・ベジタリアンステーキ オリジナル(税込213円)
それがこちら。中国から来た製品なのかな。
置いてあった場所(常温のスナックコーナー)、商品のサイズや雰囲気から考えて、ステーキとは言いつつも「植物性のビーフジャーキーもどき」的なやつだと思われる。
「大豆たん白を香辛料などでピリッとスパイシーに味付けし、お肉のような食感に仕上げた」とのこと。「オリジナル」のほか「BBQ味」と「麻辣味」があったが、今回は初めて&どんなもんかちょっと怖い、ということで「オリジナル」だけ。
中身を出してみるとこんな感じ。手のひらサイズのパウチっぽい個包装が8つ。
個包装を開けてみるとこう。匂いも見た目も完全に肉。香辛料の効いた、チャーシューみたいな匂いだ。見た目もジャーキーというよりはチャーシュー寄り。美味しそうだ。
んで、一口食べてみると……
おおっ、すごい。繊維感まで完全に肉。そしてミシッと硬い。これはアレだ、豚のもも肉とかそれくらいの硬さだ。
味付けもかなりしっかり。さすが本場中国というべきか、香辛料っぽい風味が本格的なチャーシューみたいだ。
ただ……ただね……
「オリジナル」味なのに、すでにメチャクチャ辛い……!!!
舌がピリピリする唐辛子系の辛味がいつまでも舌に残る。辛いものが苦手な筆者には、一枚食べ切るのが相当キツかった。これ「麻辣」味はどうなっちゃうんだよ……。
あとはやはり代替肉の宿命か、噛んでいると急速に味を失って、辛味の名残と共に繊維をひたすら咀嚼してる感じになる。スルメやビーフジャーキーのような「噛めば噛むほど旨みが染み出す」味わいとは対極にあるので、これはちょっと痛いポイントかも。
・さすがの業務スーパー
とはいえ、見た目にはじまり味付けや食感まで、「肉っぽさ」で言うと相当優秀な商品だ。手が出しやすいお値段だし、味付け自体は かなり美味しい部類。
さすが異国情緒漂う業務スーパー、辛さも含めて現地感・本場感を味わえるということだろう。辛いのが得意な人はぜひ、試してみてほしい。
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.