QUEEN OF BROKEN HEARTS/イッサ:6th、キャッチーな楽曲を力強く歌い上げる硬派なスタイル
ノルウェー出身の女性ソロ・シンガーによる通算6作目フル。本作でもアレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(key)が作曲からプロデュースまでを総指揮し、“Frontiers Records“ゆかりのイタリア人ミュージシャン達が全面バックアップ。前作に引き続き、DGMのシモーネ・ムラローニ(g)が参加し、随所でソリッドな欧州メタル的演奏を披露しているのは聴きどころだ。ポップな質感を持つキャッチーな楽曲を力強く歌い上げる硬派なスタイルには好感が持てる。アルバム前半はどこか一本調子な印象だが、パワー・バラードの佳曲「Blue」以降はグッと哀愁度が高まり、求心力アップ!
【文】Masa Eto
アーティスト名:ISSA/イッサ
アルバム名:QUEEN OF BROKEN HEARTS/クイーン・オヴ・ブロークン・ハーツ
CD | マーキー・インコーポレイティド/アヴァロン | 2021年3月12日発売
(この記事はヤング・ギター2021年4月号に初掲載されたものです)