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誰からも愛されるタイ料理を。「タイ屋台料理 Mahana」。

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誰からも愛されるタイ料理を。「タイ屋台料理 Mahana」。

日本人に親しみやすくアレンジしたタイ料理を、キッチンカーや屋台イベントなどで提供している「タイ屋台料理 Mahana」。店主の星野さんは、阿賀野市の外構会社で働く料理好き。旧友からキッチンカーを譲り受け、念願だった飲食の世界に踏み出したのだそう。料理にのめり込んだきっかけや初仕事の思い出など、いろいろとお話を聞いてきました。

タイ屋台料理 Mahana

星野 梨香 Rika Hoshino

1979年新潟市生まれ。新潟の専門学校を卒業後、雑貨コーディネーターの資格取得のため東京の学校にも通う。結婚を機に夫が経営する「星野外構」に入り、現在は事務の仕事をしている。東京のアジアンマーケットでスパイス類を仕入れることが、最近の楽しみ。

料理好きの夢が叶う。旧友のキッチンカーを受け継いで、いざ営業。

――星野さんは去年からキッチンカーをはじめたんですよね。

星野さん:オープンしたのは、2024年ですね。でもこの車体を導入したのは2年前です。もともとは学生時代からの友人のものだったんですけど、友人が「キッチンカーを引退する」というので譲り受けました。

――でも星野さんの本業は、「星野外構」さんですよね。料理には関心があったんですか?

星野さん:料理は、大好きなんです。友人に手料理を振る舞って、「飲食の仕事が向いているんじゃない?」なんて言われたこともあるんですよ。夫の会社を改築してお店にしようかって話もチラッと出ました。でもまだ、実現しそうもないですね(笑)

――もしや、かなりの料理上手なのでは。

星野さん:料理熱に火がついたのは、子どものお陰なんです。親子で畑作業を楽しんだり、食材選びに出かけたりするのは我が家の定番のお出かけプランで。子どもと一緒に楽しんでいるうちに、どんどん料理への熱量が高まっていった感じです。

――自分たちで手がけた食材でご飯を作るなんて、学びが多そうです。

星野さん:子どものためにも、食育に力を入れたいと思っていて。「Mahana」で使用する食材もできるだけ安全なもの、そして可能な限り地元阿賀野市産のものを選んでいます。

食わず嫌いはもったいない。馴染みのあるタイ料理にアレンジ。

――タイ料理を出そうと決めたのには、どんな理由があるんでしょう?

星野さん:キッチンカーの持ち主だった友人が提供していたのが、タイ料理だったんです。友達は飲食店経験も豊富だし、タイ料理のレシピも持っているので、いろいろ教えてもらいました。

――ご家庭でもタイ料理を作っていました?

星野さん:それがまったく(笑)。辛いのはダメだし、パクチーも食べられなくて。最初はタイ料理に抵抗があったのに、不思議なことにだんだん食べられるようになってくるんですよ。ただの食わず嫌いだったんでしょうね。

――パクチーは特に好き嫌いが多いイメージです。

星野さん:「タイ料理は苦手」「子どもは無理だよね」と思っている方は多いと思います。でも「ちょっと違うよ」って伝えたくて。タイ料理らしさは残しつつ、日本人に食べやすくアレンジをしています。苦手な方にこそ、ぜひ「Mahana」の味を試してもらいたいです。

――例えばどんな工夫をされているんでしょう?

星野さん:皆さんが食べ慣れている日本のお米とお野菜を使っています。でもタイ料理らしい独特のスパイス感は大事にしたかったので、アジアンスーパーで現地の人からおすすめされた調味料を選ぶようにしています。手に入りやすいスイートバジルではなく、ホーリーバジルを仕入れているところも、ちょっとしたこだわりです。

――普段のお料理に、タイ料理のノウハウが生きたことってありますか?

星野さん:「ナンプラーが万能」と分かったのが、いちばんの発見ですね。タイ料理を作りはじめてから、いろいろな料理にナンプラーを使うようになりました。きゅうりの千切りにナンプラーを足して、レモンで風味づけするとすごく美味しいですよ。簡単で、ご飯のおかずにもぴったりです。

選べる楽しみと、一度に味わえる満足感を。

――星野さんは飲食業未経験ですよね。初めてイベント出展したとき、緊張しませんでしたか?

星野さん:ドキドキしっぱなしでした。もう、そのときの記憶がないくらい(笑)。でも料理は慣れているので戸惑わなかったです。友達もお客さんもたくさん来てくれて、オープンから1時間ほどですべて売り切れになりました。

――本業の事務職と「Mahana」で出店するときとでは、どんな違いがありますか?

星野さん:じっとしていられないタイプだし、接客が好きなので、「Mahana」の営業はいつも楽しんでいます。たくさんの人とコミュニケーションが取れるのも、こういう仕事の魅力ですよね。嫌な思いをしたことはないし、お客さまに恵まれているんだと思っています。

――ちなみに会社の皆さんの反応は?

星野さん:趣味みたいなものなので、夫は「気楽でいいね」って言うんです。でも他の人には「頑張ってる」って褒めてくれてるみたいですね(笑)

――最後に「Mahana」のおすすめメニューを教えてください。

星野さん:人気は、ガパオライスとグリーンカレーの「あいがけ」。一皿で、ふたつの定番のタイ料理を楽しめますよ。

タイ屋台料理 Mahana

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